Shinhan Future's Lab Japan ピッチイベントが東京で開催されました！

7月27日、東京・丸の内に位置するパレスホテルで開催された「Korea Startup Scaleup Camp in Japan Pitting＆Networking Day」に参加してきました！

このイベントは韓国政府、中小企業ベンチャー企業振興公団と韓国の金融大手である新韓金融グループとの共同で開催されました。韓国内の有望なスタートアップの日本進出を後押しするためのイベントで昨年に続き２回目の開催となりました。今回は、12社の韓国スタートアップが選定されています。

この記事では26日に行われたイベントの様子と、選定企業の紹介をいたします！これから日本で出会うことができる素晴らしいスタートアップばかりです！

Shinhan Futures Lab Japanとは？
韓国大手の新韓金融グループのアクセラレータープログラム。昨年日本に拠点が開設され、2016年のベトナム、2019年のインドネシアに続き、日本は3つ目の海外拠点である。韓国スタートアップの日本進出支援や育成プログラムを提供している。昨年選定されたスタートアップは数学アプリ「QANDA」を提供するMathpressoや、コリビングサービスを提供するHOMESCOMPANY、心ケアプラットフォーム「MINDCARE」を運営するAtommerceなど。

イベント前半は、Global Brainのgeneralpartnerである熊倉次郎氏及び株式会社LINEのCFOの黄仁埈（ファン・インジュン）氏による講演から始まりました！

Global Brain、LINEによる講演

日韓イベントへの期待と、新韓Future's Lab Japanへの選定に向けて　‐グローバル・ブレイン株式会社 generalpartner熊倉次郎

Global Brain 熊倉次郎 General Partner

Global Brainの熊倉次郎General Partnerによる講演は、Global Brainのこれまでの歩みの紹介から始まり、ソウル支店を設立した2014年を起点に着実に成長を遂げてきたという歴史が共有されました。日韓イベントへの期待を抱きながら、新韓FuturesLabs Japanに選定されたスタートアップに対するサポートについても紹介されました。

熊倉氏は「Global Brainは、日本国内の大企業との関係が深く多くのCVC（Corporate Venture Capital）の運営を提供してきた実績がある。その豊富なネットワークを活かし、新韓Future's Lab Japanに選ばれたスタートアップに対し日本での大企業とネットワークを存分に提供する。日本国内での資金調達に繋げていただきたい」とし、「短期間で大きな事業を作っていくサポートをしていきたい」と述べました。また、「今回新しく作られた新韓銀行とのファンドをハブとして活用していただけるよう尽力していく」とのことです。

LINEの日本での成功理由と韓国企業の日本での機会　‐LINE株式会社　CFO黄仁埈（ファン・インジュン）

LINE株式会社　CFO黄仁埈

LINEのCFOである黄仁埈（ファン・インジュン）氏による講演では、LINEのこれまでの歩みを紹介したのち、LINEが日本で成功することが出来た理由が共有されました。

ファン・インジュンCFOによると「他の韓国企業が日本進出に失敗する中でもLINEが成功できたのは、『徹底的なローカライズ』にある」と述べました。言語に留まらず、メッセンジャーの習慣に合わせ綿密な調査とカスタマイズを行ってきたとのことです。

また日本、韓国の相違点について「多くの違いがあるが、日本は資本主義の歴史が長く資本力を持っているが、昨今の日本におけるDXにおいては時間がかかる面がある」とし、「韓国企業は、日本のDX化に新たな機会が存在する」と共有しました。

選定スタートアップ12社によるピッチタイム

イベント後半には、選定されたスタートアップ企業によるピッチが行われました。日本で既に成果を出し始めているスタートアップからこれから本格的に日本進出を進めるスタートアップまで。そして、ファッションコマース、生成AI、ゲーム、食品…などなど様々な分野のスタートアップによるピッチです。日本では見たことのないプロダクトやサービスも多くありました！

下記のスタートアップ一覧もぜひチェックしてみてください！（既にKORITでインタビューを行ったスタートアップも多数！）