AB180、「2024モバイルマーケティングトレンドレポート」を発刊...2024年のキーワード1位は「生成型AI」
AB180、「2024モバイルマーケティングトレンドレポート」を発刊...2024年のキーワード1位は「生成型AI」
マーケティングテクノロジー企業AB180(エイビー・イルパルゴン)が4日、「2024モバイルマーケティングトレンドレポート」を発表した。
企業の現職マーケティング担当者を対象に行ったアンケートをもとに発表された今回のレポートでは、2024年に注目されるモバイルマーケティングチャネルにToss(トス)やKarrot(キャロット)といったスーパーアプリが登場し、注目を集めた。また、今年の最も重要な課題として生成型AIが1位に選ばれた。レポートは、景気低迷による激しい競争と個人情報保護強化の規制などに伴い、モバイルマーケティングで測定と分析を通じた効率性を高めることに企業が注目していると予測した。
今年1~2月に企業マーケティング担当者124人が回答したアンケートの結果によると、回答者は2024年に注目しているマーケティングチャネルとして、Google(56%)、Meta(42%)、NAVER(40%)、Kakao(31%)に続き、Toss(24%)、Karrot(12%)を挙げた(重複回答)。
AB180は、金融、ローカルなどに特化した領域で多くのトラフィックとユーザーデータを有するアプリ内の広告商品が、広告チャンネルとしての可能性を証明した結果だと分析した。実際、Tossは昨年、月平均100億ウォン(約11億1,700万円)以上の広告収入を上げ、Karrotも昨年、広告収入が前年比2.5倍以上成長し、史上初の年間黒字を達成した。
モバイルマーケティング市場における2024年に最も重要な課題には生成型AI(31.5%)が選ばれ、これに景気低迷(30.6%)、個人情報保護政策(26.6%)、デジタル屋外広告(DOOH)、コネクティッドTV(CTV)などの新しいメディアの活用(10.5%)が続いた。
生成型AIの場合、回答者の72.6%がモバイルマーケティングに非常にポジティブまたはプラスの影響を与えると回答した。これは、生成型AIが広告制作のようなクリエイティブ領域だけでなく、マーケティングの成果分析や予測、ターゲティングなど全般に広がり、マーケティング関連業務の生産性と効率を向上させるとの期待感が反映された結果であると報告書は分析している。特に、生成型AIの活用の増加で利用者の検索習慣が変化し、それに合わせたAI検索サービスが登場することにマーケティング担当者は注目すべきだと助言した。
生成型AIに続き、景気低迷と個人情報保護政策強化の流れがマーケティング担当者にとって重要なキーワードに挙げられた。
今年のモバイルマーケティングの予算配分について、回答者の78.4%が「昨年と同じように維持または増額する予定」と回答したことから、モバイルマーケティングの全体的な予算は増加すると予想される。一方、2023年のマーケティング成果については、「満足している」との回答は10人中2.16人にとどまり、75%以上が2024年は「さらに激化し、困難になる」と予測した。これは、モバイルマーケティングの重要性が次第に高まる中、急変する市場の不確実性が反映された結果と解釈される。Appleのアプリ追跡透明性(ATT)政策、Googleのプライバシーサンドボックスなどの個人情報保護強化の流れも、不確実性を高める原因と分析された。
今年のモバイルマーケティングで最も重視している点に関しては、「売上の最大化」(55%)が最も多く、以下、「より多くのユーザー獲得」(52%)、「マーケティングコストの最適化」(48%)と続いた。景気低迷により、企業が長期的なブランディングよりも売上に直結する成果に重きを置いているものと推測される。
マーケティング目標の達成のために主に使用したい戦略を尋ねる質問の回答は、「CRM改善」(52%)、「ショートフォームなどの新規広告商品の積極的活用」(42%)、「製品改善」(36%)、「検索エンジンやアプリストアの最適化」(34%)の順となった。その他、今年注目しているクロストレンドとしては、「アプリテックの活性化」(38%)、「デジタル屋外広告(DOOH)」、「CTVなどの新しいデジタル媒体」(37%)、「広告の収益化」(35%)などが挙がった。
AB180のナム・ソンピル代表は、「モバイルマーケティングエコシステムは、生成型AIのような新しい技術の登場、景気低迷による激しい競争、各種の個人情報保護規制など、これまで以上に不確実性が高い時だ」とし、「このような状況で、マーケティング担当者がどのように測定と分析をして効率を最大化するかが重要になっているだけに、このレポートが役に立つことを願っている」と話した。
AB180は、モバイルアプリとウェブを統合してユーザーの行動と広告の貢献度を測定・分析するAirbridge(エアブリッジ)を核とし、プロダクト分析ツール「Amplitude(アンプリチュード)」、マーケティング自動化ソリューション「Braze(ブレイズ)」などを通じて、企業の顧客にマーケティング全般に関するコンサルティングとソリューションを提供している。
「2024年モバイルマーケティングトレンドレポート」の詳細は、AB180のホームページで閲覧できる。
<報道資料提供:AB180>
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