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AIが建物管理、「エネルギー40%」削減...世界初のiBEEMS商用化へ準備加速

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AIが建物管理、「エネルギー40%」削減...世界初のiBEEMS商用化へ準備加速

韓国の研究陣が人工知能(AI)ベースの無人建物管理システムの開発を目前にしている。人の介入なしに建物を管理するプラットフォームを開発する初の事例で、商用化が実現すれば、エネルギー需要管理はもちろん、産業面でも肯定的な波及効果が期待される。

「自律運転基盤知能型建物エネルギー・環境統合管理システム(iBEEMS)」事業団は、第1段階の開発事業で自律運転アルゴリズムの開発、エネルギー・環境改善効果などの成果を立証したと、21日に明らかにした。

事業は韓国エネルギー技術評価院のエネルギー技術開発事業の一環として、2021年から6年間、自律運転が可能なiBEEMSを開発するのが目標だ。事業費は計280億ウォン(約30億6,700万円)で、檀国(タングク)大学が主管する。韓国EMS協会など25の機関・企業が参加した。

今月終了する第1段階事業で△iBEEMSプラットフォームの構築△自律運転基盤のaiBACアルゴリズムの開発△室内状況認知システムの開発などの成果を上げた。

研究陣はiBEEMSプラットフォームの搭載過程で、既存のビル自動制御システム(BAS)、ビルエネルギー管理システム(BEMS)機能の統合のための通信モジュールを開発した。これとともに室内温度、燃料消費量の予測モデルと暖房・換気・空気調節(HVAC)システムのエラー障診断分析(FDD)技術などを開発。プラットフォームに適用した。韓国試験認証院の試験結果によると、スマート自己故障診断精度は89.8%に達する。

各技術、ソリューションを組み合わせたiBEEMSプラットフォームのエネルギー削減・室内環境改善効果も顕著だった。昨年から檀国大学の寮で実施した実証を通じて、エネルギー使用量42.5%減少、温・湿度快適度34.3%、室内空気質51.3%の改善効果を確認した。

AI自律運転学習モデルを通じて在室者の行動を予測し、最適な冷房と換気環境を把握して関連設備を運転した結果だ。室内・外の温度・湿度と空気質を予測し、最小限のエネルギーで最適な室内環境も実現した。

iBEEMSの産業化のための標準化制定作業も進行中だ。iBEEMS基盤のエネルギー・環境統合管理団体標準を策定するなど、標準先取り作業も加速化させている。

来年から始まる第2段階事業は、ロッテ百貨店釜山店、龍山(ヨンサン)アイパークモールのような大型商業ビルの実証を中心に行われる。エネルギー、空気の質、密度などを把握し、診断するソリューションを高度化することが目標だ。

檀国大学のムン・ヒョンジュン・エネルギービッグデータセンター長は「無人で建物の最適エネルギー・環境を実現するプラットフォーム開発に着手した最初の事例」とし、「2段階事業では、各要素のソリューション、モデルがはるかに複雑な環境で最適な運転方法を見つけられるように高度化する計画だ」と話した。

ムン氏はその上で「iBEEMSは建物のエネルギー節減だけでなく、在室者の密集度などを把握して感染の危険度を下げ、最適な温・湿度を実現するトータル建物管理プラットフォームで、今後、適用範囲が大幅に拡大されるだろう」と付け加えた。



原文:https://www.etnews.com/20231221000296



/media/電子新聞
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