メタバースインフラ支援事業の成果を立証、参加企業の売上高17.8%増
メタバースインフラ支援事業の成果を立証、参加企業の売上高17.8%増
韓国政府のメタバース初期企業インフラ支援事業の成果を知らせ、企業間ネットワーク強化のための交流の場が設けられた。参加企業の売上が2桁増加し、目に見える成果も得られた。メタバースの活用・底辺拡大のための開発インフラと技術支援が中小の有望企業のコンテンツ・サービスの開発の呼び水となったとの評価だ。
情報通信産業振興院(NIPA)と次世代融合コンテンツ産業協会は14日、ソウル市江南区COEXスタジオ159で「2023年メタバース初期企業インフラ支援事業成果共有会」を開催した。
科学技術情報通信部(省)が主催し、NIPAが専担機関として参加した今回のイベントには、事業支援を受けた30社の関係者が参加し、成果発表と製品展示、人的・技術交流の時間を設けた。
この事業は、メタバース分野の初期段階の企業が優秀なコンテンツ制作力を備えた企業に成長できるよう、開発インフラ及び技術テスト、事業力を支援する。今後、メタバース産業を主導できる競争力強化の基盤を築くとの趣旨だ。
目に見える成果を上げることに成功した。参加企業30社の今年の総売上高は約222億ウォン(約24億3,600万円)で、昨年比17.8%増加した。10億ウォン(約1億円)以上の売り上げを上げた企業も9社に上る。雇用人数は昨年より11.4%増加した。2件のM&A、3件の資金調達など、多様な事業化の成果も創出した。
特に、支援を受けた企業の大半が製品の完成度を高めて商用化に成功し、企業成長の足場を固めた。この日のイベントでも拡張現実(XR)などメタバース関連の融合サービスの事業化と、コンテンツ制作力の強化開発支援を受けた企業の成長が見られた。
会場には、メタキャラクター・ファンダムビジネス専門企業のY.GRAM(ワイグラム)をはじめ、PINGPONG(ピンポン)、イェガン、Nursing XR(ナーシング・エックスアール)、Millennials Works(ミレニアルワークス)など有望なメタバース企業の展示ブースが設けられた。
続く成果発表会で、メタバース基盤のアクティビティゲームプラットフォーム「Playin(プレイン)」の運営会社PINGPONGは、支援事業に注力し、556%の売上成長率を達成したと明らかにした。事業性が認められ、プレA資金調達にも成功した。
<14日、ソウル江南区COEXスタジオ159に設けられたY.GRAMのブースで、参加者が人工知能(AI)キャラクターを活用したゲーム中継方式のユーザー参加型アニメーション「メタアニメーション」の説明を聞いている>
Y.GRAMは、Gomi Corporation(ゴミコポレーション)、STUDIOBONG(スタジオボン)など3件の契約成果を上げた。LOGAN VENTURES(ローガンベンチャーズ)から10億ウォン(約1億円)規模のメタアニメーションプロジェクトの資金も調達した。Y.GRAMのキム・テウン理事は「今回制作したユーザー参加型メタアニメーションは、EBSを通じて放映する予定」と話した。
リアルタイムストリーミング型AIバーチャルキャラクター開発会社Aria STUDIO(アリアスタジオ)は、前年比74.5%の増収となった。雇用人数も2倍以上に増えた。K-POPダンサーの振り付けをモーションキャプチャした後、3Dに変換してメタバースに供給するモーションソリューション専門企業Moverse(ムーバース)は、企業価値が認められ、PULSENINE(パルスナイン)に買収・合併された。.
特に、メタバースインフラ投資による事業化成果が目立った。DREAM IDEA SOFT(ドリームアイデアソフト)は6件の契約を締結し、メタバースライブ放送ソリューションを開発したMillennials Worksも現代百貨店など主要流通企業と6件の契約を結ぶ成果を上げた。
メタバース特化の技術テスト支援だけでなく、コンサルティング、マーケティング広報など、事業化支援が総合的に行われ、高い売上成長と資金調達の実績を上げたとの評価だ。
NIPAの関係者は「開発のためのソフトウェア・ハードウェアなどのインフラとコンテンツの完成度を高めるための技術テスト、企業成長に必要な事業化支援など、まだ成長段階にある初期企業に必要な部分を統合支援したという点で、韓国の有望メタバース企業の市場進出を支援するきっかけとなった」と話した。
<画像=2023年メタバース初期企業インフラ支援事業成果共有会が14日、ソウル市江南区COEXスタジオ159で開かれた。司会を務めた成均館大学のキム・ヒョンテ教授が開会の挨拶をしている>
原文:https://www.etnews.com/20231214000309
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