初期企業専門投資会社のThe Ventures(ザ・ベンチャーズ、キム・チョル代表)がAI基盤のB2B潜在顧客発掘ソリューションのOutcome(アウトコム、コ・サンヒョク代表)に投資した。
Outcomeは、B2B企業のセールス及びマーケティング従事者が直面している潜在顧客の発掘(lead generation)の問題を解決してくれるSaaS企業だ。コンタクトポイントの発掘から発送および事後管理まで、B2Bの潜在顧客発掘の全過程を支援する統合ソリューション「Outcome」を提供している。Outcomeは、AIを通じて学習した潜在顧客の行動パターンに基づいて正確なターゲット企業を選別し、購入可能性を分析する。これを基に企業別に超個人化したメッセージを作成し、メール、LinkedIn(リンクドイン)、Instagram(インスタグラム)、Cold calling(コールドコーリング)などのチャンネルでメッセージを送信し、潜在顧客の関心を引き出す。その後もリアルタイムで潜在顧客の反応を分析し、自動リマインダーコンテンツをタイムリーに再送信してくれる。実際、Outcomeのメッセージの平均閲覧率は、既存の平均閲覧率より4倍高い62%、リンクオープン率は平均より13倍高い13%、資料オープン率は14倍増の7%を記録するなど、B2B営業における潜在顧客の発掘プロセスを大幅に改善した。その結果、Outcomeは立ち上げから8ヶ月で累積売上1億ウォン(約1,086万円)を達成。その後、月平均購買率が毎月200%ずつ増加するなど、B2Bセールス担当者からの熱い支持を受け、急成長を遂げている。
Outcomeのコ・サンヒョク代表は、「B2Bセールスの過程でも購買確率の高い潜在顧客を発掘することに焦点を当てている点が我々のソリューションならではの差別化ポイントだ」とし、「今後、仮説の設定と顧客識別の過程でAI技術を積極的に活用し、顧客により迅速かつ正確な潜在顧客の発掘経験を提供していく」と話した。
The Venturesのキム・チョル代表は、「B2Bセールスの過程で直接発見した問題点を潜在顧客の発掘という差別化点に集中して解決していくチームの問題解決方法が面白かった」と投資理由を明らかにし、「そのチームが生み出している月平均212%という驚異的な成長スピードを見ると、B2Bセールスの潜在顧客発掘市場で迅速に地位を確保することができるものと期待している」と話した。
<報道資料提供:The Ventures>