ビジョン人工知能(AI)ベースのPM2.5測定ソリューションスタートアップ「DeepVisions(ディープビジョンズ)」が最近、プレA資金調達を完了した。
今回のラウンドには、総額4億ウォン(約4,200万円)規模でNextdream Angel Club(ネクストドリームエンジェルクラブ)、MY Social Company(エムワイソーシャルカンパニー、MYSC)が参加した。Nextdream Angel Clubは、VC審査役、医師、弁護士、IB、企業CEOら140名余りの専門職で構成されたエンジェルクラブで、MYSCは気候テック分野に投資を続けるインパクトアクセラレーターだ。
DeepVisionsは気候テックスタートアップで、デジタル映像を基にPM2.5を測定するAIソリューション「Vision+(ビジョンプラス)」を開発し、国民体育振興公団(オリンピック公園)、ソウル市城東(ソンドン)区庁などに導入された。最近では、グローバルインテリジェントCCTV市場に進出し、ビジョンAI技術の適用を拡大している。タイはCCTVを通じた在室率データに基づき、約20%のエネルギー節約に成功した。これ以外に火災検知、顧客分析、混雑度測定などの多様なビジョンAI技術でベトナムに販売予定だ。
今回のDeepVisionsのプレシリーズA資金調達のリード投資社として立ち上がったNextdream Angel Clubは、「同社がCESで認められたビジョンAI技術を活用し、PM2.5、病虫害など成長可能性の高い環境分野の受注速度を上げている点が投資の理由だ」とし、「同社がB2GだけでなくB2B分野で日本、ベトナムなど海外進出を加速させており、売上成長の潜在力が高いと評価した」と投資の背景を説明した。
DeepVisionsは今回のプレA資金調達でビジョンAI技術の高度化、市場拡大を本格的に推進する計画だ。独自に有する微細信号分析AI技術を高度化し、B2B分野の受注を拡大。戦略的な現地パートナーシップおよびグローバルネットワークの構築などでグローバル市場への進出も可視化する。
DeepVisionsのカン・ボンス代表は、「今回の資金調達を通じてPM2.5の立体監視とともに予報システムの高度化が可能になると予想され、今後、TIPSなどで技術力を証明する計画だ」とし、「可視化した海外進出事業モデルに拍車をかけていく」と伝えた。
DeepVisionsはIBK企業銀行の起業育成プログラム「IBK創工」の第9期育成企業として、アクセラレーターCNTTECH(シーエヌティーテック)が共に育成を引き受けた。
<画像=DeepVisions技術が適用された「ソウル市城東区リアルタイム路地別PM2.5地図」の画面/写真= DeepVisions>