スマートフルフィルメントを運営するFASSTO(ファスト)が、シリーズDラウンドで約190億ウォン(約21億円)の資金調達に成功したと2日に明らかにした。今回の投資で、FASSTOの累積調達額は1,300億ウォン(約141億円)を超えた。

今回の投資は、既存の投資会社であるSK D&D(SKディーアンドディー{9,230ウォン ▲290 +3.24%})、Shinhan Venture Investment(新韓ベンチャー投資)、Hanaventures(ハナベンチャーズ)、Yuanta Investment(ユアンタインベストメント)のフォローアップ投資で行われ、TIGRIS investment(ティグリスインベストメント)が新規の投資会社として参加した。FASSTOはシリーズDラウンドで約500億ウォン(約54億円)の資金調達も進めている。

特許を取得した自社開発のフルフィルメントシステム(FMS)と自動化設備を基盤に、物流の全過程をシステム化し、オンラインストアに最適化されたフルフィルメントサービスを提供している。

AI(人工知能)を活用した物流技術と運営ノウハウを基に、個人運営のオンラインショップから大手ブランドまで、誰もが利用できる標準化されたフルフィルメントサービスを提供している。「週7日・翌日到着保証」システムを通じて、配送サービスの迅速さも強化した。

また、約600以上の韓国内外のオンラインショップ連携サービスに加え、「楽天」や「Shopify」など有名な海外の販売プラットフォームとの追加連携や、海外配送費の負担を軽減する「特別海外運賃プラン」、「海外進出戦略ウェビナー」などを通じて、利用者のグローバル市場進出を支援している。

また、FASSTOは韓国で初めて国土交通部から「1等級スマート物流センター」認証を取得した自律移動ロボット(AMR)による大規模な物流センターを運営している。ユーザーの視点で、設置から運営、メンテナンスまでを直接行うことができる。

FASSTOの担当者は、「今回のシリーズDの投資を通じて、スマート物流市場での優位性を強化すると同時に、物流のデジタル転換(DT-Digital Transformation)市場における「FASSTO ロボティクス」事業のグローバル展開を本格化する予定だ。」と明らかにした。

<写真提供=FASSTO>

原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2024090209530897061