人工知能(AI)薬物監視専門企業SELTA SQUARE(セルタスクエア)が92億ウォン(約9.9億円)規模のシリーズA投資で資金調達を行ったと31日に明らかにした。
今回の投資には KB Investment(KBインベストメント)Korea Investment Partners(韓国投資パートナーズ)、Yuanta Investment(ユアンタインベストメント)SJ Investment Partners(SJ投資パートナーズ)、GENAXIS(ジェンエキシス)などが参加した。
SELTA SQUAREは、AI基盤の全周期薬物監視ソリューションを開発するスタートアップである。安全性データ入力自動化ソリューション「SELTA-WAVE」(セルタウェイブ) △文献検索自動化ソリューション「SELTA-LITUS」(セルタリウス) △AI基盤の国際医薬用語(MedDRA)コーディングソリューション「SELTA-OCTO」(セルタオクト) △品目更新のための分析及びテーブル自動化ソリューション「SELTA-TUBE」(セルタチューブ)などが代表製品である。
現在、SELTA SQUAREはYuhan Corporation(ユハンコーポレーション)、韓美藥品(ハンミ薬品)、大熊製薬(テウン製薬)、Kenvue(ケンビュー)など韓国の製薬会社に関連ソリューションを供給している。
投資会社の関係者は、「業界で検証されたSELTA SQUAREの人工知能技術は、複雑な薬物監視プロセスを革新的に改善し、市場で明確な差別化を図っている」とし、「特に、グローバル製薬・バイオ市場での成長可能性を高く評価した」と述べた。
SELTA SQUAREの関係者は「AI及びデジタルソリューションの導入が増加している製薬・バイオ市場の流れが投資に影響を与えた」とし、「特にサービス型ソフトウェア(SaaS)基盤の人工知能技術に対する需要が増え、会社の技術力と専門性が投資会社から高い評価を受けた」と述べた。
SELTA SQUAREは今回の資金調達で確保した資金を核心技術の高度化及びグローバル市場進出のためのインフラ構築に投入する計画だ。特に、安全性データを基に、AIと製薬分野の専門家が有機的に協業できる統合プラットフォームを構築する方針だ。
SELTA SQUAREのシン・ミンギョン代表は、「薬物モニタリング、新薬開発、実使用データ(Real-World Data)など、製薬・バイオ産業全般のデジタル転換をリードしていく」とし、「グローバル市場への進出を加速し、製薬・バイオ分野の人工知能活用度をさらに高めていく」と述べた。
原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2025013114133754431