韓国の東南圏地域に特化したアクセラレーターのSERIES VENTURES(シリーズベンチャーズ)が、LLMモデルベースのAIエージェント技術を活用したグローバルビューティーEコマースプラットフォームのSkinSeoul Lab(スキンソウルラボ)にシード投資を行った。金額は非公開だ。

SkinSeoul Labはシンガポールに本社を置き、既存の韓国の美容製品を海外に流通販売しているスタートアップだ。AIエージェントを活用して製品の品揃え確保とすべての過程を設計しているため、持続可能であり、在庫管理、物流、マーケティングまですべての過程をLLMモデルベースのAIを通じて設計し、革新的な方法で韓国の化粧品の海外進出を支援している。

SkinSeoul Labは今回確保した調達金でDB確保のための収集、ローカライズコンテンツの制作、需要把握のための分析、最適な現地価格の設定、マーケティングのための活用の5つの観点に集中し、LLMモデルベースのAIエージェント技術の高度化を進め、海外進出を加速化させる予定だ。

毎年成長を続け、注目されているK-Beauty市場でユニリーバ、Amazon(アマゾン)での豊富なグローバルマーケティング及び事業開発経験を持つパク・グニョン代表と優秀なグローバル人材で構成された起業チームの技術及び化粧品ドメインの力を基に、起業初期から少ないマーケティング費用と少人数での有意義なビジネス成長を生み出している。

SERIES VENTURESのパク・ジュンサン、クァク・ソンウク代表は「kビューティー製品を提供するプラットフォームの中で、製品構成からマーケティングに至る全ての過程でAIを独自に導入しているプラットフォームは見られず、グローバル競合他社に比べて4倍以上の製品でSKUを保有している」とし、「これは、世界で多様な消費者のニーズを満たすことができる強力な競争力だ。AI技術を通じて高度化されたオーダーメード型製品の推薦とダイナミックプライシングの搭載で顧客体験を向上させることができると判断し、投資を決定した」と話した。

SkinSeoul Labのパク・グニョン代表は「今回の投資を通じて韓国の化粧品のグローバル進出の参入障壁を下げることができるよう、既存のEコマースビジネスの限界を超える新たなビジネスモデルを提示し、より持続可能で顧客中心のサービスを世界の消費者に提供していく」と話した。その上で、「急成長を通じて投資会社及び社員に利益が還元されるよう、最善を尽くす」と語った。

原文:https://platum.kr/archives/234715