Eコマースマーケティングプラットフォーム企業storelink(ストアリンク)が40億ウォン(約4億3,000万円)の追加資金を調達し、シリーズCラウンドのファンディングを成功裏に終えた。

シリーズCの追加投資には、KT Investment(ケイティー・インベストメント)IBK Capital(アイビーケイ・キャピタル)及びMedici Investment(メディチインベストメント)が参加した。storelinkは今回の資金調達により、今年だけで計240億ウォン(約25億8,200万円)の調達金を確保し、これまでの累積資金調達額は370億ウォン(約39億8,100万円)に達する。

韓国のEコマース業界が全体的に硬直化する中、KT InvestmentとIBK Capital及びMedici Investmentが投資を決定した理由は、storelinkの洗練されたデータ分析技術と高度化したプラットフォームがグローバル市場でも十分に競争的優位を先取できると判断したためだ。

storelinkは、新たに確保した追加調達金を、現地市場に合わせたプラットフォームの高度化、地域別マーケティングの拡大、グローバル人材の採用およびチーム構築に使用する。強固なインフラ構築を通じてグローバル市場で競争力を強化し、ローカライズ戦略の実行に乗り出す計画だ。

最近、日本に法人を設立したstorelinkは、長年培ってきたグローバルオンラインマーケティングのノウハウをもとに、日本の消費者とK-ブランドが直接つながるよう事業領域を固めている。また、体験型レビューマーケティングやインフルエンサーファンダムマーケティングの実行とともに、消費者の反応データを収集・分析し、ブランドの売上を最大化できる最適化したセールスドリブンマーケティングを提供している。

法人設立前の6ヶ月間のベータテスト期間中、月間の売上高は1億ウォン(約1,075万円)を記録し、広告主の満足度も高いことが確認された。storelinkは来年中に、日本においてブランド別のカスタマイズ戦略により事業範囲の拡大を図ろうと準備している。 

また、9月には、米国市場に進出しようとする韓国企業のために、Amazonの運営および広告自動化ソリューションを立ち上げた。精密なデータ分析を通じて企業の広告予算を効率的に管理し、Amazonのデータ分析機能も一緒にサポートする。10のブランドを対象にベータテストを実施した結果、「売上最適化」モードでは、最大30倍の売上を達成し、既存比での平均売上は216%成長した。「ACOS最適化」モードでは、売上をそのまま維持しつつ、広告費を最大56%削減、平均27%支出を削減する成果を上げた。 

KT Investmentの関係者は、「storelinkは、効率的な戦略と果敢な実行力で韓国内外の市場で有意義な結果と高い潜在的可能性を証明してきた」とし、「storelinkのデータベースの最適化マーケティングソリューションがKブランドに新たなチャンスと成長の機会を提供するものと信じている」と話した。

storelinkのチョン・ヨンウン代表は、「今回の資金調達は、storelinkが韓国内はもちろん、グローバル市場でもデータベースの革新的なマーケティングソリューションを提供できる能力が認められた結果だ」とし、「急変するEコマース環境の中で、実質的な成果を高めることができるサービスでビジネス拡大を加速化させていきたい」と話した。

原文:https://platum.kr/archives/245361