スタートアップ成長分析プラットフォーム「INNOFOREST(革新の森)」が「2024投資決算レポート」を発表した。今回のレポートは、INNOFORESTが有する独自データを通じて昨年1年間のスタートアップ投資を決算したもので、2024年のスタートアップ投資の動向、カテゴリー別投資分析、投資段階別投資分析、主要大規模投資事例、主要投資回収事例などで構成されている。

INNOFORESTが発表した決算レポートによると、昨年1年間のスタートアップ投資の件数と投資額はそれぞれ1,416件、約6兆7,564億ウォン(約7,235億3,600万円)と集計された。月別投資推移によると、4,5月は中小ベンチャー企業部(省)主導のスタートアップ市場活性化政策により、一時的に上昇傾向を見せたが、下半期には劇的な持ち直しは見られなかった。3月以降、株式市場の持続的な下落により、IPOの期待心理が低下し、スタートアップも投資心理が萎縮したことが原因とみられる。

ただ、四半期ごとの投資額の推移を見ると、市場に資金が急激に流入した2021年第1四半期から2022年第1四半期を除けば、同様の傾向を維持していることが分かった。

▼INNOFOREST投資件数上位10カテゴリー

また、2024年のスタートアップ投資市場における主要トピックはAI産業だった。AI産業が正常に機能するまでに相当規模のハードウェア、エネルギー、人材、時間がかかる中、ビッグデータ、AIソフトウェア、人工知能チップセット、ロボットなどの応用ハードウェアにつながる未来の産業構造を期待して集中的な投資が行われた。

投資件数を基準に2024年に最も活発に投資が行われたカテゴリーは「製造/ハードウェア(16.8%)」であることがわかり、以下「AI/ディープテック/ブロックチェーン(15.4%)」、「ヘルスケア/バイオ(11.9%)」、「通信/セキュリティ/データ(7.0%)」の順で続いた。

INNOFOREST運営会社Mark&Company(マークアンドカンパニー)のホン・ギョンピョ代表は「2025年はスタートアップと投資市場の双方にとって転換点となる年だ」とし、「変化した環境の中で固有の競争力を見つけ、新しい年には各スタートアップがこのような価値と競争力を基盤に独創的な成果を上げることを願っている」と話した。

原文:https://platum.kr/archives/249746