【フードテック】韓国スタートアップ企業5社|月間スタートアップレシピ
この記事は、韓国のスタートアップメディア「startuprecipe(스타트업 레시피)」が発行する「月間スタートアップレシピ(월간 스타트업 레시피)」の情報をもとに、資金調達状況や動向を掲載し、企業情報を紹介しています。
Copyright 2022 © Media Recipe. All Rights Reserved.
フードテック分野
配送サービスから代替食品、シェアキッチンなど様々なフードテックが存在している。新型コロナウイルスにより、非対面が重視され、配送、シェアキッチンなどの需要が高まっている。
1.Monki(Monthly Kitchen:マンスリーキッチン)
デジタル外食プラットフォーム「Monki 」は、230億ウォン(約22億円)シリーズB投資を完了した。 2018年から始まった「Monki」は、共有キッチンとフードコートを組み合わせた形で、売場の賃貸や外食経営コンサルティングの購読サービスなどを提供する。 創業失敗率を下げるため、外食創業に必要なメニュー開発から配達、衛生管理まで必要なソリューションを支援する。 「Monki」は既存の共有キッチンモデルを活用するが、目標は全ての外食産業者のスマート化、デジタル化を助けるスマート外食ソリューションの開発だ。今回の投資金を基に、外食産業全体に適用可能なデジタルソリューションを高度化し、外食産業全体の革新を繰り上げる計画だ。
投資誘致現況
2.SIMPLE PROJECT(シンプル・プロジェクト)
SIMPLE PROJECT は、韓国最大規模ののシェアキッチンを運営するフードテック・スタートアップだ。運営する「WECOOK(ウィークック)」はフードメーカーをより高い価値を持つ企業に成長させるサービスを提供する。 デリバリー業界の成長が加速する中、飲食店を持たず、また広告、マーケティング、メニュー作成など飲食店を始める際に必要なサポートもしており、店主が料理だけに集中できるようシェアキッチンを提供する。2021年に日本に上陸し、東京・品川にシェアキッチンをオープンしている 。
- 設立:2015年
- 総投資誘致額:287億ウォン
- ラウンド:シリーズB
3.AGREABLE(アグレイブル)
AGREABLEが運営する「Wingeat(ウィングイート)」は、パンやドリンクなどの軽食からミルキット、ご当地の名産品まで多様なグルメを配達するモバイルショッピングアプリだ。忙しい現代人、新型コロナウイルスによる巣ごもり需要で人気を集めている。誰でも10分で美味しい手料理を作ることができ、「翌日早朝配送」や「お届け日時指定」が可能。2021年にはオフライン店を出店するなど、成長を続けており、現在、シリーズC200億ウォンを投資誘致中だ。
- 設立:2015年
- 総投資誘致額:122億ウォン以上
- ラウンド:シリーズB
4.SIKSIN(シクシン:食神)
「All the infomation around me」という企業ビジョンを掲げいつも新しく、人重視の観点から「満足」できるサービスを提供するスタートアップ。「食神」は、 月間アクセス者400万人に達するビックデータ基盤のグルメ情報サービス「食神」を運営している。また、15万人が利用する韓国最大の会社員のモバイル食券サービス「食神e食券」運営しており、アプリで簡単に食券を買うことができ、決済も簡単にできることから多くの企業で導入されている。
- 設立:2016年
- 総投資誘致額:146億ウォン以上
- ラウンド:シリーズB
5.MESH KOREA(メッシュ・コリア)
MESH KOREAは韓国の物流市場を革新している技術スタートアップ企業だ。 統合物流ブランド「VROONG(ブルン)」を通じてバイク発送を超え、より多様な物流サービス(リアルタイム配送、当日配送、4輪配送、TMS、OMS、Friendsなど)を提供する。500あまりのトップブランド(バーガーキング、マクドナルド、香港飯店0410、オリーブヤングなど)と、130あまりの貨主事(Eマート、ロッテマート、SPC、ザ·ボンコリア、SSGなど)に最高品質の物流サービスを提供している。最近3年間平均247%の高成長を続けており、次期ユニコーン企業になることを目指している。
- 設立:2013年
- 総投資誘致額:1762億ウォン
- ラウンド:シリーズE
写真出典:WECOOK japan
関連記事
-
【2024年10月】韓国スタートアップ資金調達まとめ
#月間スタートアップレシピ #韓国 #資金調達 -
プラットフォーム規制法、イノベーションへの障害か?スタートアップのジレンマ
#AI -
なぜ韓国の保険業界のデジタル化が遅れたのか?
#DX -
【#韓国VCインタビュー】日本と韓国が一つの経済圏として重要な市場になる|Kakaoinvestment チームリーダー チェ・ヒョチャン
#AI #B2B -
今月の韓国MZニュース|2024年10月
#MZ世代 #ファッションテック #ライフスタイル #食品 #エンターテインメント -
【ちょい事情通の記者】 FINIT、株を適時に売買する方法
#ちょい事情通の記者 #フィンテック #金融 #資金調達 #スタートアップ