E material LAB株式会社
機能性新素材および電子部品を製造、販売する会社として2019年12月に設立されました。
全ての物の物性は「素材」と「形(構造)」によって決まります。 弊社は新しい機能性素材とマイクロジオメトリを具現する固体物理、これを繰り返し具現できる工程技術を適切に融合して製品を作ります。 このような融合技術を通じて環境にやさしい技術と技術の高度化を成し遂げようとしています。半導体は、生まれつき炭素を消耗しなければならない電気を供給してこそ、望む動作をする部品です。 私たちのチームは素材自体の特性と最適化された構造で電気の供給なしに望む動作をする「無電源電子部品」を通じて既存半導体および電子部品の限界を克服しようと思います。
–E material LAB株式会社はどのような会社でしょうか?
機能性新素材を適用したグリーンアルミニウムを研究開発し、これを利用した放熱用電子部品を提供する会社です。
-創業の経緯を教えてください。
すべての事物の物性は、「素材」と「形態(構造)」によって決まります。これにより、エコと技術の高度化が両立できると考えています。
半導体は、電気を供給することによってのみ目的の動作をする部品です。もともと生産から消費まで多量の炭素排出を必要とします。私たちのチームは、素材自体の特性とその最適化された形で目的の動作をする「無電源電子部品」、「機能性新素材」を通じて、このような既存の半導体及び電子部品の限界を克服したいと考えています。まるで、アラジンに出てくる「空を飛ぶ絨毯」があれば、バッテリーが必要なエアモビリティの代わりになるようなものです。
-E material LABが提供するサービスの強みや特徴は何ですか?
当社の放熱部品は、高性能放熱特性を持つ新素材を金属板材表面に薄膜の形で異種接合し、熱伝達特性を最大化した「グリーンアルミニウム」を基本材料として利用し、及びこれを適用分野に合わせて最適化した構造体タイプの放熱部品です。
これは既存のほとんどの場合で使用されている「金属素材ヒートシンク」を簡単に置き換えることができ、従来の金属素材ヒートシンクと比較すると、非常に軽く、薄く、小さく、同時により良い性能を発揮します。
-サービスにおける実際の活用例を教えてください。
半導体用構造体タイプの放熱部品は、韓国のS社の人工知能洗濯機に適用され、普及が期待されており、その他LED照明会社やネットワークスイッチ、ルーター会社に供給を開始しました。
電気自動車用放熱部品は、ドイツのV社で電装用照明及びプロジェクション照明に検討中です。
-日本市場をどのように見ているのか、また、日本に進出することになった理由を教えてください。
当社の放熱部品は、高性能半導体から未来車などのシステムに非常に有用であり、システムの競争力向上に大きく貢献しています。半導体、未来車、エネルギー分野でグローバル競争力を持つ日本市場で良い顧客社及びパートナーを発掘したいと思っています。長期的には日本に合同会社の形で現地化を計画しています。
-今後の計画/ビジョンは?
すべての半導体は、望ましくない発熱が発生します。これは、意図しないシステムの誤動作や故障を引き起こします。そのため、半導体には必ず放熱部品が一緒に使われますが、当社の技術と製品はこれを高性能、超小型、超軽量で提供します。さらに、これは次のような特徴と競争力を提供します。
- 低炭素製品:電子製品で放熱と回路保護のために広く使用されていた「金属素材の放熱部品」に比べて金属の使用量が半分以下で使用される「低炭素製品」を提供する。
- 顧客側:50%の金属使用量で100%の生産が可能、ブラケットやサポートなどの追加部品の使用が減り、全体的に生産及び工程で「Carbon Offset」を実現しやすい。
- 物流と採掘の側面 :天然原料であるアルミニウムの採掘量及び移動量を50%程度減らすことができるので、原料の採掘及び移動に必要な「カーボンフットプリント低減」に効果的。
-どのようなユーザーが御社のサービスを好みますか?
- 高性能半導体会社 :AIプロセッサーや次世代メモリのような高性能半導体からパワー半導体、LED ICのようなエネルギー変換のための半導体会社で、従来の金属素材のヒートシンクを置き換える用途に適しています。
- 次世代移動型電子製品(電気自動車、エアモビリティ、ロボット、バッテリー)企業 :バッテリーを使用する次世代電子製品の主な目標である使用時間を増やし、重量と体積を減らすための高性能/超軽量/超小型放熱部品の需要に適しています。需要分野の特徴である屋外の過酷な動作環境に適した高耐久・高信頼性部品を提供します。
- 「グリーンアルミニウム」板材供給 (Green AL Plate or Coil) : データサーバー、高性能コンピューター、通信用システム、電力用モジュールなど、発熱が激しく耐久性が必要な場所に適しています。電子製品およびシステムで放熱と回路保護を目的とした金属素材のハウジング、サブサッシ、フレーム製作用のグリーンアルミニウム板とコイルを供給しています。
-今回のイベントで日本のどのような企業と出会いたいですか?
- 潜在的な顧客企業 :半導体、電気自動車、モビリティ会社など
- パートナー :営業および事業拡大のために戦略的な協業関係が可能な会社
- 投資会社 :日本現地法人設立のためのVC、CVC、CVC
株式会社E material LAB
ホームページ:http://www.e-mlabs.com