MakinaRocks、日本法人設立で新章へ

去る14日、MakinaRocksが日本法人設立を記念し、本格的な日本進出に向けた開所式を開催した。
会場となったCIC Tokyoには、日本と韓国の経済的発展を目指す多くの関係者が集まった。

式はMakinaRocksのユン・ソンホ代表による会社紹介から始まり、今後のAIの発展と、それによる製造業への活用拡大の可能性や供給の重要性について語った。

MakinaRocks ユン・ソンホ代表

「AI活用において今後企業への導入に必要なのは、企業ごとに最適化されたシステムであり、社員の75%がエンジニアで構成されるMakinaRocksだからこそ、他にない成長スピードと技術力を武器に、ものづくり大国日本でも多くの良い事例を生み出すことができる。」と、日本の製造業全体の成長に貢献していく意気込みを語った。

ホ・ヨンシン日本法人代表取締役は、AIに積極的に投資する日本政府の動きに注目し、多くの企業にとって魅力的な市場である日本に「創業する」気持ちで挑んでいくと述べた。さらに、多くの日本の顧客と出会い、単純な成功事例を作るだけでなく、そこから市場全体の成長を目指すとし、「AIXの始まり」として今後の展望を語った。

MakinaRocks ホ・ヨンシン日本法人代表取締役

来賓として登壇した、きらぼし銀行の蓑田海外戦略部長は、韓国企業の日本進出が日本企業の支援や発展にもつながると期待を示し、日本企業の成長・成功のために尽力していく考えを明らかにした。

きらぼし銀行 蓑田海外戦略部長

また、SBJ銀行のキム・ヨンミン チーム長は、スタートアップ支援の立場から「AIスタートアップの進出には大きな意味がある。韓国企業でありながらも、日本におけるAI企業の展開は日本企業にとっても大きな刺激となるだろう」と述べ、産業間の交流の広がりへの期待を語った。

SBJ銀行 キム・ヨンミン チーム長

今年、国交正常化60周年を迎える日韓関係は、文化的な側面だけでなく、企業における交流も活発になっている。
今後もさらに多くの韓国企業が日本に進出することが期待されている中、MakinaRocksのように、日本市場に高度な技術と明確なビジョンを持ち込むAIスタートアップの存在は、単なるビジネス展開にとどまらず、産業全体への革新をもたらす可能性を秘めている。

ここから新たに始まるMakinaRocks日本法人の動向にも注目が集まる。


MakinaRocks永井宏志郎さんへのインタビューはこちら👀