業務用AIソリューションの専門企業WondersLab(ワンダーズラボ)は、AIストーリーテリングの専門コミュニティ「INSIGHT CLUB(インサイトクラブ)」と共同で、ショートドラマシナリオのAIアシスタント「WonderStory(ワンダーストーリー)」を開発したと10日に発表した。

「WonderStory」は、従来のサブスクリプション型シナリオAIの課題を克服した専門家向けAIアシスタントだ。一般的なドラマとは異なり、ショートドラマは少ない制作予算と短い制作期間が特徴で、効率的なプロセスが重要な競争力となる。WonderStoryにはショートドラマ制作に特化したプロンプトが組み込まれており、専門家が持つノウハウと資料を効果的に活用できるように設計されている。

WondersLabは、作家、監督、プロデューサーなど、コンテンツ専門家のコミュニティを持つINSIGHT CLUBとの協業を通じて、現場のニーズを積極的に反映した。その結果、制作会社やプラットフォーム、作家などユーザーの専門分野に合ったソリューションを提供できるようになった。これにより、ユーザーは自身の創作能力とAI技術を融合させながら効率的にシナリオを作成することが可能になる。

世界のショートドラマ市場は、昨年基準で13兆ウォン(約1兆3,800億円)規模に成長した。このような流れを受けて、韓国でも様々なプラットフォームがローンチされ、K-コンテンツの専門家らの市場参入が活発化している状況だ。WondersLabは、WonderStoryを通じて、成長が見込まれる韓国のショート動画コンテンツ市場をリードする計画だ。

WondersLabのハン・イソン代表は、「ショートドラマ市場の急速な成長に合わせて、制作現場のニーズを満たすソリューションの開発に注力した。」とし、「各分野の専門家は、WonderStoryを利用することで自身の強みを最大限に活かしながら、制作の効率化を実現できるだろう。」と述べた。

原文:https://platum.kr/archives/246601