AI(人工知能)アバター技術のスタートアップGoodGang Labs(グッドギャングラボ)が、衛生用品ブランドMAMISON(マミソン)と共同で行ったAIアバター音声エージェントの商業化イベントを通じて、ゴム手袋1,500個を完売したと5日に明らかにした。

先月28日、ソウル江南区新沙洞GGLS AIストアで行われた今回のイベントは、AIアバターが実際の店舗スタッフのように顧客とコミュニケーションをとり、インタラクティブなショッピング体験を提供するというコンセプトで、リテール業界に新たな可能性を示すことを目的に行われた。

GoodGang Labsが開発したAIスタッフ「ナルナニ」は、実際に顧客と会話しながら販売を行った。ナルナニは、来店客500人以上を集め、MAMISONのゴム手袋1,500個完売という成果を上げた。イベントは当初4日間の予定だったが、わずか10時間で在庫が完売した。

GoodGang Labsの関係者は、「今回のイベントは、AIを活用したショッピング環境が実際の消費者にどのような影響を及ぼすかを検証する重要なテストベッドだった。」とし、「従来の自動決済端末機とは異なり、AIスタッフは自然言語に基づく音声会話で消費者と直接コミュニケーションを取り、購買を促進する役割を果たした。」と話した。

今回のプロジェクトを通じて、AIがリテール環境で単なる自動化ツールではなく、「コミュニケーション型販売員」として活用できることが証明された。また、顧客の注文をリアルタイムで処理する音声認識・合成・アバターモーション技術などが組み合わさり、没入感のあるショッピング体験が実現した。

GoodGang Labsのアン・ドゥギョン代表は、「今回の完売記録は、AIが消費者と直接コミュニケーションを取り、購入を促進できる実質的な可能性を示した事例だ。今後も、AIと従来のリテールが融合した革新的なショッピング体験を継続的に提供していく。」と述べた。

原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2025030417494577324