AI(人工知能)言語データ企業のFlitto(フリット{16,060ウォン▼400 -2.43%})は20日、コンテンツ配信ソリューションを運営するJober(ジョバー)と、AI多言語コミュニケーション技術の開発に関する業務提携を結んだことを明らかにした。

Joberのソリューションは、企業が社員や顧客を対象にメッセージを送信できる一対多のコミュニケーションツールだ。KakaoTalk(カカオトーク)、SMS、メールなど様々なチャネルを通じてメッセージを配信し、高い受信率を実現している。さらに、リアルタイムのフィードバック機能で、幅広い意見の収集も可能だ。

両者は今回の提携により、企業顧客向けだった通知サービスを外国人顧客にまで拡大する方針だ。多言語コミュニケーション事業の開拓、相互間のセールス協力、リアルタイムの通訳・翻訳ソリューションに関する顧客とのインタラクションサービス開発、チャットボット機能向上のためのデータ構築など、多岐にわたる分野で協力を行う。

特に、FlittoのAI通訳・翻訳技術とJoberのコンテンツ配信ソリューションを組み合わせて、新しいビジネスモデルを開発するのが目標だ。これにより、Joberのソリューションを利用する企業が米国・日本など海外に進出する際、AI通訳・翻訳ソリューションを提供し、世界市場での競争力強化を支援する計画だ。

今回の提携に関して、Flittoのカン・ドンハン最高技術責任者(CTO)は、「両者が保有している技術力と経験を基に、企業における多言語サービスの導入を促進する。」とし、「より優れたグローバル向けのコミュニケーションソリューションを提供できるよう、AI言語データ技術を継続的に高度化していく。」と述べた。

Joberのイ・ドンウク代表は、「今回の提携は、両社の強みを組み合わせて新しい市場価値を創出する重要なきっかけになるだろう。」とし、「企業が韓国在住の外国人や海外ユーザーと円滑にコミュニケーションがとれるように支援していく。」と述べた。

<Joberのイ・ドンウク代表(左)とFlittoのカン・ドンハン最高技術責任者(CTO)が業務提携を結んでいる様子。/写真提供=Flitto>

原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2025012015165646024