ウェブトゥーン生成AI企業のLionRocket(ライオンロケット)が、Canon Marketing Japan Inc.(キヤノンマーケティングジャパン)が開催した「spark.me(スパークミー)」で最終受賞企業に選定され、日本のウェブトゥーン市場への本格進出を開始すると8日明らかにした。
Canon Marketing Japanは、映像・光学機器で知られる多国籍企業Canonの日本国内におけるマーケティング活動やソリューション提供を担当する子会社だ。LionRocketは、今回のspark.meに選ばれた唯一の韓国企業となった。
spark.meは、Canon Marketing Japanが運営するスタートアップアクセラレーションプログラムで、専門的なメンタリングを通じてスタートアップとの事業連携や技術検証が行われる。今回、79社のうち10社が選出され、そのうち、LionRocketを含む4社が最終受賞企業として選ばれた。
LionRocketは今回のプログラムで、「4コマ漫画生成AIサービス」を披露した。画像とともに変換したいスタイルのプロンプトを入力すると、数秒でインスタグラム用の4コマ漫画が生成されるサービスだ。
このサービスには、10枚の画像データだけで作家の画風を学習し、キャラクターを高精度で再現しつつ、キャラクターの固定・動作を制御するLionRocket独自の技術が適用されている。
Canon Marketing Japanの関係者は、「AIで作ったイメージの場合、著作権が最大の課題となるが、LionRocketの技術で作成されたものはその問題がなく、審査委員に高く評価された。」と述べた。
LionRocketのチョン・スンファン代表は、「当社の技術力と著作権に関する安全性が認められた。」とし、「今回の受賞をきっかけに、日本のウェブトゥーン市場での影響力拡大を目指す。」と語った。
<画像:LionRocketのチョン・スンファン代表(中央)がCanon Marketing Japanの関係者らと記念撮影を行っている。>
原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2025040810342091320