リテールテック企業Kurly(カーリー)が10日から4日間にわたり、東大門(トンデムン)デザインプラザ(DDP)で開催した初のオフラインビューティーイベント「Kurlyビューティーフェスタ2024」が2万人余りが参加した中、幕を閉じた。Kurlyによると、フェスタ期間に同時開催したオンライン企画展も、売り上げが前年比2倍近く増えたという。

90以上のビューティーブランドが参加した今回のフェスタは、開場初日1時間で2,000人余りの来場者が訪れた。イベント初日に追加発券したチケットは、翌日午前に即完売した。オンライン上での反応も熱かった。4日間、ソーシャルメディアに「Kurlyビューティーフェスタ」、「カービュフェ」などの関連ハッシュタグでアップロードされたコンテンツだけで1万6,000件を超えた。

来場者からも好評だった。来場者1,000人を対象にしたアンケート調査によると、「直接購入して使ってみることに負担感があったブランドに触れることができてよかった」、「オフラインではなかなか出会えないブランドを自由に体験できて満足だ」などといった反応が多かった。参加者の約30%が「フェスタを通じて初めてビューティーKurlyを利用するようになった」と回答しており、フェスタは既存の固定客だけでなく、新規顧客との接点を拡大する役割も果たした。

特に今回のフェスタは、19歳~29歳の世代が友人と一緒に観覧できる「1929 PASS」が早々に完売するなど、イベント開催前から20代の関心が高かった。Flower bar(フラワーバー)など、最近のトレンドを反映したイベントブースには、若い参加者の足が絶えない。

プレステージ館では、専門性が際立つ顧客カスタマイズケアサービスや、アーティストショーなどを披露し、イノベーション館のブランドは技術力と価値をアピールする場としてフェスタを積極的に活用した。各ブランドの努力はオンライン販売にもつながった。FRANZ(フランツ)の新商品AMPLE(アンプル)は公開初日に完売。La Rosee(ラ・ロゼ)はBeauty Kurly入店後、過去最高の売上を達成した。La Roseeのイ·ジソン代表は、「オンラインでは伝えきれなかったブランドメッセージを様々な年齢層の顧客と直接交流しながら伝えることができ、とても嬉しい」と話した。

Kurlyのチェ·ジェフン最高コマース責任者は、「今回のイベントは、過去2年間、Kurlyだけの厳しい基準で厳選してきた良い商品とブランドを異色の方法で披露したという点で大きな意味がある」とし、「4日間のフェスタを足がかりに、より信頼できるビューティー専門プラットフォームとして成長できるよう、様々な取り組みを続けていきたい」と語った。

原文:https://platum.kr/archives/236064