規格外野菜のコマースサービス「Uglyus(アグリーアス)」を運営するスタートアップKabbage(キャベッジ)は、4月22日の「地球の日」に合わせ、「完食皿」キャンペーンを実施すると21日に発表した。
このキャンペーンは、ユーザーがUglyusのSNSで食品ロスに関する動画に「いいね」やコメントをするだけで農産物を寄付できる仕組みだ。ユーザーの反応数に応じて、Uglyusが農産物をFoodbank(フードバンク)、Wooyang foundation(ウヤン財団)、ヨハネの家などに寄付する。
「完食皿」キャンペーンのメンバー募集も行っている。食品ロス削減の実践を誓約すれば、無料で加入できる。参加者には、Notion(ノーション)を活用した冷蔵庫プランナーと、Uglyusで使える規格外野菜の割引クーポンも提供される。
環境部によると、昨年韓国で発生した食品廃棄物は約1万4,000トンに上り、全体のごみのうち28.7%を占める。温室効果ガス排出量に換算すると、年間約885万トンに相当するという。
Kabbageのチェ・ヒョンジュ代表は、「地球の日を迎え、食品廃棄物が環境に与える影響について広く知ってもらい、意識の変化を促したいという思いで今回のキャンペーンを企画した。」とし、「この活動を通じて、捨てられる食材の価値を再認識してもらい、新鮮な食材を手にいれるのが難しい人々への支援にもつながることを期待している。」と話した。
なお、今年3月時点でUglyusが販売した規格外農産物は293万kgに達し、それによって削減された炭素は175万kgと推定されている。Uglyusは最近、銀行青年創業財団D.CAMP(ディーキャンプ)の第1期企業に選定され、パーソナライズ商品やPB(自社ブランド)商品の開発を通じた事業拡大を進めている。
原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2025042114402137976