ショート動画のマーケティング企業witU(ウィットユー)が、設立5年で累計売上高が1,000億ウォン(約108億円)を突破したことを23日に明らかにした。売上基準で韓国1位のショート動画企業として、地位を確立しており、今後は海外市場への進出をさらに加速させる計画だ。

witUは、2019年にtiktokショート動画の制作・クリエイター会社(MCN)としてスタートし、ショート動画コマース、ショート動画マーケティング、プロダクションなどに事業を多角化している。現在、ショート動画コンテンツの制作からメディア広告の運営、YouTubeショッピングやtiktokショップコマースまで、ショート動画マーケティングの全過程を網羅する様々なソリューションを提供している。

韓国の顧客企業数は昨年末時点で410社に達する。witUが本格的な営業活動を開始した2020年末の84社から大幅に増加している。今年の売上高は創業以来初の400億ウォン(約43億円)を突破する見込みだ。

昨年の営業利益は32億ウォン(約3億5,000万円)で、毎年黒字を維持している。また、過去5年間で所属クリエイターの数も大幅に増え、創業時には3人だったクリエイターが現在は60人となった。

witUは設立5周年を迎え、本格的に海外事業の拡大に乗り出す。海外の消費者向けのショート動画需要が着実に増加しており、すでに全売上の約50%を海外市場の売り上げが占めている。

最近では、米国と香港に現地法人を設立し、現地の顧客会社を対象にビジネスを本格化させている。今後さらに海外法人の設立を進め、海外市場で新たな収益源の発掘に注力する計画だ。

witUのチャ・ジェスン代表は今後の目標について、「5年という短い期間に所属クリエイターと社員が団結して良い成果を出すことができた。」とし、「今後5年、10年を見据え、韓国を代表するショート動画エコノミーのリーダーとして、グローバル市場でさらなる成功を収めていきたい。」と話した。

原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2024092316035753013