クリエイター向けのコマースプラットフォームを展開するスタートアップDOERS(ドゥアース)は14日、同社が運営するZVZO(ジビジオ)が、サービス開始から10ヶ月で月平均取引額45%の成長率を達成し、累計アクセス数が500万人を突破したと発表した。

ZVZOはブランドとクリエイターを結びつけ、商品販売をサポートしながら、収益を分配するアフィリエイト型のプラットフォームだ。従来、複雑だったクリエイターとブランド間の提携や精算プロセスを自動化することで、商品販売から収益分配までにかかる時間を大幅に短縮した。

クリエイターは、ZVZOを通じて普段使っている商品や自ら選んだ商品をSNS上で紹介でき、リアルタイムで販売成果を確認できる仕組みだ。こうした仕組みにより販売が活性化され、プラットフォームの成長にもつながった。サービス開始以来、月平均取引額は毎月45%のペースで増加している。

特に、ZVZOはフォロワー数に関係なく、さまざまなSNSでの効果的な販売が可能だ。実際に、フォロワーが1,000人未満のクリエイターAさんはショート動画を活用し、ZVZOを通じて累計5億ウォンの売上を記録した。また、約3万人のフォロワーを持つクリエイターBさんは、Instagram(インスタグラム)、X(エックス)、オンラインコミュニティに投稿したコンテンツ1つで、1~3億ウォンの売上を達成した。さらに、YouTubeを主な活動拠点とするフォロワー数十万人のクリエイターCさんは、ロング動画などを活用して10億ウォンを売り上げた。

ZVZOは現在、約500のブランドと提携しており、ビューティーやファッション分野だけでなく、さまざまなカテゴリーへと事業の拡大を進めている。海外市場では、K-ビューティーやK-ファッションなどの韓国ブランドを海外クリエイターと結びつけ、グローバルでの売上創出を目指し、主要パートナー企業と協業を行っている。

DOERSのウォン・ジヒョン代表は、「今やクリエイターの規模やタイプに関係なく、それぞれが独自の方法で消費者に影響を与える時代になった。」とし、「クリエイターがファンに対して、商品を信頼できる形で紹介し、特典を共有しながら収益化も実現できるプラットフォームに成長させたい。」と抱負を語った。

原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2025041410415841133