TURING(チューリング)は、人工知能(AI)基盤の数学学習プラットフォーム「数学大王」の年平均売上成長率が286%を記録し、急成長していると、7日、明らかにした。

「数学大王」は、学習データを活用しパーソナライズされた問題推薦とゲーミフィケーションに基づく学習環境を提供し、学生の数学学習体験を革新している。TURINGは、2020年3月に「数学大王」をリリースしてから、累計加入者数が120万人を突破した。「数学大王」が独自に制作した問題数は10万問以上に上る。

「数学大王」は学校や塾への供給実績も成長傾向にある。現在、約100校の学校や塾が「数学大王」を導入し活用している。

AIを活用した学習技術開発にも力を入れている。最近では、AIベースの学生管理用ダッシュボードサービス「数学大王Class」に新たに類似問題検索機能を追加した。問題を撮影してアップロードすると、AIが類似した「数学大王」独自の問題コンテンツを検索して提供する。

このほか、AI技術力が認められ、「OpenAI(オープンエイアイ)マッチングデー」で、OpenAIが選定した国内スタートアップ10社に名を連ね、世界的なAI学会「AAAI 2023」に論文を掲載。技術力が認められた。

TURINGは今後も「数学大王」を中心に、韓国内だけでなく、世界のAI活用教育市場で地位を強化する計画だ。昨年7月にはK-スタートアップセンター(KSC)プログラムに選定され、「2024ベンガルールテックサミット」に参加した。インドの最高名門工学大学であるIITと協力してデータを確保している。

これをもとに、米国の大学入試のSATや、インドの共同入学試験のJEEを準備する学生のため、「数学大王」の英語版サービスをリリースする予定だ。韓国内のサービスも添削AIの高度化を最優先課題とし、年内に計200の学校や塾に「数学大王」を供給し、累積加入者数200万人突破を目標としている。

TURINGのチェ・ミンギュ代表は、「すべての学生が数学を楽しく効果的に学習でき、数学嫌いの人がいない世界を作ることが目標だ」とし、「2025年のグローバルエドテック市場でも、AI技術を基盤とした自己主導型学習プラットフォームのリーダーになる」と話した。

原文:https://www.etnews.com/20250107000365