Korea Startup Forum(コリアスタートアップフォーラム、ハン・サンウ議長)は20日に、ソウルの駅三洞(ヨクサムドン)TIPS TOWN(ティップスタウン)S6で第1回理事会及び新年会を開催したと明らかにした。
Korea Startup Forumの今年最初の理事会では、2024年の事業決算報告と今年の事業計画の発表など、主要案件が議論された。
Korea Startup Forumは昨年、ハン・サンウ議長の就任と同時に「Korea Startup Forum2.0(創業企業支援の高度化)」を宣言し、10大政策課題を中心に起業エコシステムの活性化に寄与してきた。特に、スタートアップと共に走る「Running Mate(ランニングメイト)」は、起業家たちの連帯を拡大する「Melting Pot(メルティングポット)」を目指し、コミュニティ機能をさらに強化したのが特徴だ。
昨年の主な成果としては、正会員数の量的成長と6大分科会の新設による会員中心コミュニティのアイデンティティ強化が挙げられる。Korea Startup Forumの会員企業は計2,500社あまりで、正会員は前年比20%増加した。コミュニケーションと特典の強化のため、相互提携とビジネス協力の機会を拡大することに集中した。また、副議長を新たに選任し、△グローバル△対外政策△成長発展△コミュニティ△地域△ESGの6つの分科委員会を新設し、会員社中心の組織に跳躍するためのリーダーシップガバナンスを再整備した。特に、グローバル分科委員会が運営した「ビジネストリップ in Japan(4回)」とコミュニティ分科委員会の「ビジネストリップ in 全北(チョンブク)」は、地域から海外まで起業エコシステムを網羅する代表的なプログラムとして好評を博した。
政策支援が切実な産業および地域協議会の活動も顕著に現れた。特に、非対面診療の法制化、プラットフォーム規制基調に対する業界の立場を代弁し、投資エコシステムの不合理な慣行の改善や第22代国会にスタートアップが望む政策的支援と協力のメッセージを伝えるなど、スタートアップエコシステムが発展するように継続的に声を上げてきた。このため、政府・国会・自治体および韓国内外のスタートアップエコシステムパートナーとの協力を増やし、Korea Startup Forumの対外的な影響力をさらに強化した。また、地域の起業エコシステムの均衡発展のため、東南圏協議会をはじめ、全北(チョンブク)、光州(クァンジュ)、済州(チェジュ)などの地域起業エコシステムとも協力を拡大した。
Korea Startup Forumが主管したグローバルスタートアップフェスティバル「COMEUP 2024」には45ヶ国260余りのスタートアップが参加し、韓国の起業エコシステムの地位を高めた。これに先立ち、昨年6月に開催された「釜山Slush’D(プサン・スラッシュド)」にも1,000人あまりの来場者を誘致し、グローバル力と起業エコシステムの自生力を向上させた。
今年は「Korea Startup Forum2.0」の方向性に合わせ、スタートアップ代表団体としての地位を強化し、核心価値を確立することに注力する。新産業育成△革新・成長・技術基盤の会員集中支援△グローバル力極大化のためのネットワーク拡大△グローバルビッグテック及び大企業、自治体、投資会社と協力したIRプログラムの定例化などを推進する計画だ。
理事会終了後に開かれたKorea Startup Forum新年会では、「スタートアップの生存・協力・競争」を主なキーワードとして、多彩なプログラムが繰り広げられた。現場には、中小ベンチャー企業部(省、中企部)のオ・ヨンジュ長官、キム・ジョンミン国会議員、中小ベンチャー企業部創業ベンチャー革新室のイム・ジョンウク室長、創業振興院のチェ・ヨルス院長代理らをはじめ、Rebellions(リベリオン)、SOSLAB(エスオーエスラボ)、Channel Corporation(チャンネル・コーポレーション)といったKorea Startup Forumの会員スタートアップなど、官・民のエコシステム関係者130人あまりが参加した。
まず、中企部はスタートアップエコシステムの発展のための民間の努力を奨励し、「スタートアップコリア」に向けたグローバル起業強国建設への意志を表明した。中企部のオ・ヨンジュ長官はこの日の祝辞で「内外の不確実性に先制的に対応するためには、スタートアップの絶え間ない挑戦と革新が必要だ」とし、「スタートアップが未来の大韓民国を牽引(けんいん)する主役になれるよう積極的に支援していく」と述べた。続いて、中企部のイム・ジョンウク創業ベンチャー革新室長が登壇し、「2025年の起業・ベンチャー政策の方向性」について発表。起業家たちとビジョンを共有した。
AI半導体とローカル、グローバルを代表する起業家たちは「挑戦は終わらない」をテーマにスピーチを行い、反響を呼んだ。韓国AI半導体スタートアップの中で初のユニコーン企業に選定され、海外市場で成果を上げているRebellionsのパク・ソンヒョン代表は、起業家たちの挑戦と革新の精神を伝えた。車両およびロボット用ライダーセンサーを開発したSOSLab(エスオーエスラボ)のチョン・ジソン代表は、起業のきっかけと地域からグローバル進出までの道のりを共有した。オールインワン・ビジネス・メッセンジャー「Channel Talk(チャンネルトーク)」を共同創業したChannel Corporation(チャンネルコーポレーション)のキム・ジェヒョン副代表は、グローバル進出の経験とノウハウを伝え、相互交流の時間を設けた。
Korea Startup Forumのハン・サンウ議長は「今年はKorea Startup Forumの代表性を強化し、起業減少の危機克服とスタートアップのグローバルネットワーク・機会拡大、起業政策の全サイクルの均衡成長、起業の不確実性解消などを主な目標とし、そのための政府及び民間パートナーとの協力に集中して、持続可能なエコシステムの造成をリードしていく」とし、「『再びスタートアップを起こしやすい国』というKorea Startup Forumのビジョンを共に噛みしめてほしい」と抱負を語った。
<報道資料提供:Korea Startup Forum>
原文:
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