現在、東京ビッグサイトで開催中の「EDIX(教育総合展)東京」では、学校・教育機関の関係者はもちろん、企業の人事・研修担当者など、教育に携わる幅広い層に向けた製品・サービスが一堂に会している。

教育関連の展示ブースには、デジタル技術を活用した多様な学習支援ツールや、教師の負担軽減に寄与するソリューションが並び、来場者に新しい学びの形を提示した。

韓国からも22社が出展、パビリオンとして集結

なかでも韓国からは計22社が出展し、「韓国パビリオン」として一体型ブースでその技術力と教育へのアプローチを紹介していた。各企業は、テクノロジーを駆使して「楽しく、そして効果的に学ぶ」ことを重視した製品を展開。日本をはじめとする海外市場への展開を視野に入れたアピールが光った。

学びのかたちが変わる、多彩なエドテック製品

出展企業の中には、小中学生がゲーム感覚で自然に学べる学習アプリや、プログラミング教育の導入期に最適なキットを提供する企業も。こうしたツールは、初学者でも抵抗なく学びを始められるよう設計されており、子どもたちの好奇心を刺激しながら、家庭内だけでなく友達同士でも競い合い協力しあいながら理解を深めていくことが可能だ。

また、韓国語・英語などの外国語学習をサポートするアプリケーションも多数出展され、教育のグローバル化への対応も見て取れる。

教師にも恩恵を、AIが授業を支援

生徒だけでなく、教師にとっても魅力的な機能が充実しているのが今回の出展企業の特徴だ。AIを活用することで、問題作成の自動化、学習データの可視化、正答率や進捗状況の一元管理などが可能になり、授業準備や評価にかかる時間を大幅に削減。より本質的な教育活動に集中できる環境の実現が見えてくる。

こうした製品は、教育現場の多忙さを軽減すると同時に、より個別最適化された指導を可能にし、生徒一人ひとりに合わせた教育を推進するツールとして期待されている。

今後の開催スケジュール

このイベントは4月25日まで東京で開催され、その後は6月に大阪でも開催が予定されている。教育のデジタルシフトに関心のある教育関係者、自治体関係者にとっては、今後の教育の方向性を体感できる貴重な機会となるだろう。

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