韓国の文化体育観光部(省)は韓国コンテンツ振興院と共に韓国の優秀コンテンツ創業初期企業の世界進出を支援するため、今月26~27日にソウル市城東(ソンドン)区のSPACE WADIZ(スペースワディーズ)で「2024 STARTUP:CON(スタートアップコン)」を開催すると、20日、明らかにした。
今年で10周年を迎える「2024 STARTUP:CON」は、韓国内外の創業初期企業と投資家、コンテンツ専門家、創作者らが集まり、コンテンツ創業初期企業のエコシステムを展望し、世界進出のための方向性を模索し共有する場だ。今年は「コンテンツで出会う無限の世界」をテーマに、△学術大会△研修会△一対一のビジネス相談△投資説明会大会「Battle Field(バトルフィールド)・KNOCK(ケイノック)」△交流イベントなど、さまざまなプログラムを実施予定だ。
学術大会では、コンテンツ産業の新しいキーワードである「Tech Tent(テックテント、Tech+conTent)」を中心に、急変するコンテンツ産業の流れを展望し、生成型人工知能(AI)に代表される技術の中でコンテンツ産業が進むべき方向を探る。世界的なコンテンツ専門家37人を招待し、13の講演とパネルディスカッション、9つの研修会など、計22のセッションを行う。
26日には、賞金総額1億ウォン(約1,082万円)規模の創業初期企業海外進出オーディション「Battle Field(バトルフィールド)」を開催。決勝に進出した8チームの事業モデルを評価して、最終的に3つの企業に「Battle Field」本賞を授与する。また、ブロックチェーンベースの世界的なメタバースプラットフォーム企業の「The Sandbox Korea(ザ・サンドボックスコリア)」と、韓国内の移動通信加入者数約1850万人を有するLGユープラスと協力して、2つの企業を追加選定し、特別賞も授与する。
27日にはコンテンツ企業の資金調達のための「KNOCK(ケイノック)デモデー」を開催する。コンテンツ分野の投資会社の「KNock Partners(ケイノックパートナーズ)」と韓国コンテンツ振興院が発掘した企業が資金調達説明会を行い、優秀企業には総額7,000万ウォン(約755万円)の報奨を授与する予定だ。ドラマとウェブトゥーン、ストーリー、キャラクター、リアルパフォーマンス、音楽技術、ファンダム事業、エデュテインメントなど、さまざまなコンテンツ分野の優良企業10社が資金調達のための競争に参加する。
文化体育観光部コンテンツ政策局のユン・ヤンス局長は、「『STARTUP:CON』は韓国唯一の国際コンテンツイベントとして、創業初期企業と世界のコンテンツ専門家および投資家をつなぐ架け橋の役割を果たしてきた」とし、「今年10周年を迎え、歴代最大規模の海外投資家と先導企業を招待しており、より多くのK-コンテンツ創業初期企業が世界市場に進出できるよう支援を惜しまない」と話した。
<画像=「2024 STARTUP:CON」のポスター>