現在、東京ビッグサイトで開催中の日本最大級のIT・DX総合展「Japan IT Week 春」にて、韓国企業の日本市場進出に向けた動きが注目を集めている。
会場には、日本企業のみならず、韓国や中国、台湾といった日本に地理的に近い国からインド、ベトナム、欧州など様々な地域のパビリオンが設けられ、国際色豊かな展示となっており、多くの来場者で賑わいを見せている。
韓国企業の存在感が際立つ3つのパビリオン
韓国からは「KOREA ICT ASSOCIATION PAVILION」「大邸(テグ)パビリオン」「韓国パビリオン」の3か所でブースが展開されており、さらに個別出展している企業も多数見受けられた。韓国企業の日本市場への強い関心と進出意欲が伺える構成となっている。

最先端技術で市場をリード
出展企業の製品には、現在急速に注目を集める生成AIを活用したツールが目立つ。たとえば、ChatGPTのような生成AIによって作成された文章を検出する「GPTKiller」や、レーダーを活用して人の動きを感知し、患者のプライバシーを守りながら体調の変化を監視するAIシステムなどが紹介されていた。

さらに、EC領域では、服の着用イメージを生成するAI技術も登場し、消費者の購買体験をよりリアルに、そしてスムーズにする提案がなされている。
いずれの製品も、技術革新に応じた形で、消費者ニーズに応える高付加価値なソリューションとなっているのが印象的だ。
KORITも注目企業を紹介
KORITでもインタビューを実施した市場調査プラットフォーム「dataspace(Opensurvey)」も出展しており、日本市場への本格参入に向けて積極的なアピールを行っていた。

Opensurveyファン・ヒヨン代表へのインタビューはこちら👀
今後の開催予定
今回のJapan IT Week 春は、4月25日まで東京ビッグサイトで開催される。その後も、5月に名古屋、10月には再び東京、11月には大阪と全国各地での開催が予定されており、日本国内でのさらなるネットワーキングや市場開拓の場として注目されている。