4日、パレスホテルにて、新韓金融グループのアクセラレータ―である「Shinhan Future’s Lab Japan」の発足式が開催された。
日韓スタートアップの交流フォーラムの推進や、オープンイノベーション、日本の有望なスタートアップの発掘・育成などを計画しており、日韓のベンチャーエコシステムの連結・拡張および、日韓の投資と協業基盤を同時に成長させていくことをビジョンとしている。
開所式で、新韓金融持株会社の副社長であり、Shinhan Future’s Labのラボ長を務めるキム・ミョンヒ氏は「韓国で積み重ねた多様なノウハウを基盤に、日韓のベンチャーエコシステムの連結と拡張にさらに力をいれていく」とし、「両国の長所を活かし、不足する部分を補完し会えば、未来産業をリードする多様な価値を作っていけると確信している」と述べた。
その他、みずほ銀行の常務執行役員である大櫃直人氏、きらぼし銀行専務執行役員である野邊田覚氏、メンターを務める「カンナムオンニ」を提供する株式会社HealingPaperの日本法人共同代表であるイム・ヒョングン氏が祝辞を述べた。
このイベントでは、日本進出準備しているスタートアップ10社による紹介及びピッチも行われた。
以下10社の紹介。
Mathpresso(マスプレッソ)
GoogleやSoftbank Koreaからも投資を受けたAI対応の学習アプリQanda(クァンダ)を提供しており、全世界6,800万人のユーザーを保有している。
DeepBrainAI(ディープブレインAI)
AIヒューマンソフトウェアを開発するスタートアップ。カスタマーサポートの役割などで企業に導入されており、韓国語、日本語、英語、中国語に対応している。
HomesCompany(ホームズカンパニー)
世界のどこでも居心地よく住めることをビジョンとし、Homesの会員であれば世界のどこにでも住めることを目指している。
Blocko(ブロコ)
B2Bブロックチェーン専門のMSPサービス。電子投票サービスやトークン発行プラットフォームサービスなども提供している。
Socialinvestinglab(ソーシャルインベスティングラボ)
株取引情報を発信するSNSプラットフォーム「coffee house」を運営するフィンテックスタートアップ。
Moin(モイン)
既存の高い海外送金手数料や送金時間の短縮をし、安くて速い海外送金を提供する。現在は日本において許認可プロセスの段階であることを明かしている。
Mobido(モビドゥ)
ライブ放送からチャット、マーケティングまでワンストップのライブコマースソリューションを提供する。
Wrightbrothers(ライトブラザーズ)
プレミアム自転車中古取引プラットフォームを運営。中古自転車のフレーム素材を自社で検証し、認証をすることで安全で適切な自転車の中古取引を実現している。
Poled(ポレッド)
プレミアム育児ライフケアブランドで、現代自動車社内ベンチャーで発足。プレイマットやベビーカーなどに装着するクールマットなどを提供しており、オフラインではアカチャンホンポにも展開中。
atommerce(アトマス)
アジア最大メンタルケアプラットフォームであるMIDECAFEを運営中。精神科への受診率が低いことに着目し、手軽にメンタルヘルスケアサービスを受けられるサービスを提供することで、心理相談や精神科での治療を大衆化することを目指している。