韓国のベンチャー企業協会が発足させたAXブリッジ委員会が今月11日、ソウル市江南(カンナム)区のGoogle for Startups Campus(グーグルフォースタートアップキャンパス)イベントホールで、「2025 AI(人工知能)革新セミナー」を開催した。
AXブリッジ委員会は2024年7月、ベンチャー企業のAI転換を支援するために発足した。
「AI 2025:Try First、不確実性の中から答えを探す!」をテーマに開催された今回のセミナーは、AI技術が急変する時代、AI技術の現住所を把握し、不確実性の中から答えを探していく旅を共にしようと企画された。グローバルAI産業のトレンドおよびAI制度の分析、AI革新事例の発表などが行われた。
最初のセッションでは、42MARU(フォーティートゥーマル)のキム・ドンファン代表が「CES 2025を通じて見たグローバルAI産業の動向」をテーマに発表し、AI技術のトレンドとベンチャー企業の生存戦略を提示した。
続いて、リーガルAI企業BHSN(ビーエイチエスエヌン)のイム・ジョングン代表理事が、AI Actと共に一番最初にAIに対する規制を始めたEUについてと、グローバルAI覇権を掌握しようとしている米国のAI主要政策の動向、韓国のAI産業を成長させるための課題について説明する時間を設けた。
AI革新事例の発表セッションでは、PERSONA AI(ペルソナエイアイ)のユ・スンジェ代表、Hurotics(ヒューロティクス)のイ・ギウク代表、NationA(ネイションエイ)のユ・スヨン代表がAIエージェント、AIロボット、AIベースの3Dモーションなど、各分野でAI技術を活用し、革新を成し遂げた事例を共有した。
PERSONA AIのユ・スンジェ代表は「GEN AICCベースのインターネットなしで動作するAI革新」をテーマにエッジAIへの変化を深く扱った。続いてHuroticsのイ・ギウク代表は、AI技術がウェアラブルロボットに活用された事例を発表した。NationAのユ・スヨン代表は、次世代3Dコンテンツの創作サービスを紹介。AIを通じた3Dコンテンツの制作革新を提示した。
AXブリッジ委員会の委員長を務めるMEGAZONE CLOUD(メガゾンクラウド)のイ・ジュワン議長は、「AI転換を加速化し、実質的な成果の創出を支援するため、AX事例の発掘・紹介、人工知能関連法・規制の改善、委員募集を通じた委員会の拡大など、積極的な活動を通じ、AI産業の育成と全産業分野でのAI転換を主導していく。ベンチャー企業の競争力強化に注力する計画だ」と話した。