外食産業向け統合ソリューション企業WAD(ワド)が運営するcatchtable(キャッチテーブル)が「予約金0ウォン決済」サービスを導入すると16日に発表した。このシステムは、2025年3月末までベータサービスとして運営される予定だ。
「予約金0ウォン決済」は、顧客がCatchpay(キャッチペイ)にカードを一度登録するだけで、予約金の決済なしにワンクリックで予約が可能なシステムだ。顧客は、従来の予約金決済と予約金0ウォン決済のどちらかを選択することができる。Catchpayで0ウォン決済を選び、自動決済オプションを選択すると、予約から食事代金の支払いまで、全てが自動で処理される。
このシステムにより、顧客側は予約金決済の心理的負担が軽減され、店側はノーショー(無断キャンセル)の防止効果が得られる。万が一、予約後に来店しない場合、登録されたカードからキャンセル料が自動で決済されるため、損失を最小限に抑えることができる。また、店側の安定的な運営のために、catchtableは予約のキャンセルやノーショー時に発生するキャンセル料を店側に先払いする「先払いシステム」も導入する計画だ。
catchtableの関係者は、「人気店は2~3ヶ月前に予約しなければならない場合が多いが、友人の分まで予約金を支払うことに負担を感じるという顧客の意見もあった。」とし、「予約金の決済と返金に関する顧客の問い合わせが増えたため、より簡単にグルメライフを楽しめるように『予約金0ウォン決済』を導入した。」と説明した。
予約金0ウォン決済は、顧客の負担軽減だけでなく、店舗運営の効率化にも役立つと予想されている。予約の手続きが簡素化されることで、新規顧客の獲得が見込めるほか、ノーショー防止システムによる安定した運営環境の構築が期待できる。catchtableは、このシステムを通じて、顧客と店側の両方にとってポジティブな共存関係を強化できると見ている。
ヨン・テスン代表は、「革新は、常に顧客とお店の立場で、さらに深く考え、実行することだ。」とし、「ノーショー問題の解決を通じて築いてきた信頼をもとに、顧客には負担のない予約プロセスを、お店には安定した運営環境を提供するため、今後も継続的に努力していく。」と述べた。
原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2024121609591059346