GOPIZZA(ゴーピザ)が2024年に目覚ましい成果を上げ、グローバル企業としての地位を確立している。長期的な景気低迷の中でも、独自の技術力と革新的なビジネス戦略を基に、韓国内外で成長を続けていることがわかった。

業界によると、GOPIZZAは現在、韓国を含む7か国で1,200以上の店舗を運営しており、昨年は世界で500万枚以上のピザを販売した。これにより、直営店とフランチャイズ店を合算したグローバル売上額は3,200万ドル(約50億円)を達成し、今年第3四半期には韓国法人が初の黒字転換に成功する快挙を成し遂げた。

専門家たちは、GOPIZZAの成長の原動力としてフードテック技術を挙げている。設立初期から技術開発に力を入れてきたGOPIZZAは、特許技術である「ゴーヴェン(GOVEN)」とロボティクス技術を結合させた「ゴボットステーション」、そしてAI基盤の「スマートトッピングテーブル」など、革新的な技術を開発し、ピザ産業のパラダイムを変えたと評価されている。

特に「AIスマートトッピングテーブル」は、アメリカと世界知的財産機構の特許登録を完了し、韓国、中国、インドの3カ国で特許を出願。技術力が認められた。GSリテールとの協業を通じて開発された「GOVENミニ」は運営効率を高め、新たに発表した「オール・ニュークリスピーパリッと生地」は製品の革新をもたらし、市場の支持を得ている。

このような技術力を基に、GOPIZZAは伝統的な外食企業とは異なるビジネス戦略を展開している。「The Pizza Everywhere Company(ザ・ピザ・エブリウェア・カンパニー)」のビジョンの下、GS25とのコラボレーションにより全国1,056店舗のコンビニに出店し、CGVとのパートナーシップを通じて映画館市場の攻略も加速化させている。特にソウルの仁寺洞(インサドン)に新たにオープンした「GS25グラウンドブルー49店」では、ロボットがピザを焼いて包装する、アジア初の無人ピザシステムを導入し、業界の注目を集めた。

航空市場への進出も目立つ。GOPIZZAは昨年7月、ピザフランチャイズとして初めて仁川(インチョン)国際空港に出店することに成功した。これにより、インドのバンガルール国際空港、シンガポールのチャンギ国際空港、韓国の金浦(キンポ)国際空港に続き、4番目の国際空港進出を達成し、グローバルブランドとしての地位を確立した。

海外市場での躍進も注目に値する。初の海外進出国であるインドでは、60あまりの直営店を運営し、安定した成長を見せており、インドネシア、シンガポール、タイなどでも堅調な実績を上げている。海外店舗数は現在100店舗突破を目前に控えており、韓国のコンビニエンスストアや映画館とのコラボレーション事例が成功したことを確認した海外の主要流通チェーンからの出店および提携の問い合わせが殺到しているという。

特に昨年6月には時価総額200兆を超えるタイの財界1位企業、CPグループの中核系列会社であるCP ALLから、1,000万ドル(約15億6,400万円)規模の資金を調達することに成功した。これにより、タイ市場での地位を拡大すると同時に、食材の調達から店舗の運営、マーケティングに至るまで、事業全般にわたる協力体制を構築。差別化した競争力を確保したとの評価を受けている。

このような成果は国際的にも認められている。GOPIZZAは、ファイナンシャル・タイムズが選定する「2024アジア太平洋高成長企業」に3年連続で選ばれ、米誌のフォーチュンやフォーブス、米国のニュース・情報専門チャンネルCNNなどの世界的なメディアとの単独インタビューを通じて、グローバルな革新企業としての姿を広めた。韓国でも中小ベンチャー企業振興公団の「2024年グローバル強小企業1,000+プロジェクト」の参加企業に選ばれ、グローバル有望企業としての地位を固めた。

GOPIZZAのイム・ジェウォン代表は「コピーできない内在化したGOPIZZA独自のフードテック力を通じて、ビジネスモデルだけでなく、F&Bブランドの基本である味と品質を向上させるための研究・開発を続けてきて、今年その成果を達成した」とし、「高度化した技術を基に、品質とサービスの基盤を整えた点が2024年の最大の成果であり、2025年には優れた味と品質、そして顧客体験を提供していく」と意気込みを語った。

原文:https://platum.kr/archives/247867