認知症の早期診断および予防管理ソリューションを開発するBredis Healthcare(ブレディスヘルスケア)が、産業通商資源部の素材・部品技術開発事業に最終選定されたと14日に明らかにした。この事業に対する政府の支援金の規模は、5年間で総額135億ウォン(約14億8,000万円)に達する。

今回の事業は、「がん診断機器用超高感度3次元ナノ光学増強素材の開発」を目標とする3つの細部課題で構成されており、Bredis Healthcareはそのうちの第2細部課題を主管する。

Bredis Healthcareが主管する第2細部課題の目標は、「多重遺伝子および免疫診断用の高感度バイオチップの開発」である。10種類以上のがん遺伝子やタンパク質バイオマーカーを同時に検出する先端バイオチップを開発し、臨床試験を実施する。

第2細部課題には、超高感度バイオチップの開発およびサンプル前処理分野で世界水準の研究能力を持つ中央大学(チェ・ジュボム教授)、韓国生命工学研究院(カン・テジュン博士)、蔚山科学技術院(カン・ジュヒョン教授)が共同研究開発機関として参加する。

Bredis Healthcareは血液検査によってアルツハイマー病を診断し、予後を予測することで疾患管理を補助するサービスを自社プラットフォームを通じて提供している。従来の血液検査技術より感度が約1万倍高いデジタル免疫分析技術を保有しており、韓国内で特許が登録されている。

Bredis Healthcareは今年初めにシンガポールに子会社を設立した。アジアの高齢者人口を対象に、血液や尿検査、ライフログなどのヘルスケアに関するマルチモーダルデータを収集・分析し、認知機能障害の予防管理ソリューションを提供するデジタルヘルスケアプラットフォームの実証を行っている。

Bredis Healthcareのファン・ヒョンドゥ代表は、「先端バイオ技術とデジタルヘルスケアの融合を通じて、人類の健康な未来を切り開いていく。革新的な技術で診断と治療のパラダイムを変え、誰もが簡単に健康を維持できる世の中を作りたい。」と述べた。

原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2024101418064679948