韓国で勉強している外国人留学生の10人中8人以上が卒業後、韓国での就職を希望していることが分かった。これは、韓流の影響でK-POP、K-FOOD、K-Beautyに続き、「K-Career」が新たなトレンドとして浮上していることを示している。

JOBKOREA(ジョブコリア)と外国人人材採用サービスのKLiK(クリック)が最近実施した調査によると、韓国在住の外国人留学生155人のうち86.5%が韓国での就職を検討していることが分かった。このうち41.9%は現在、積極的に就職活動中で、44.5%は今後、就職を模索する計画があると回答した。注目すべき点は、回答者の11.6%が既に韓国で仕事を確保したと答えたことだ。

外国人留学生が希望する就職分野を見ると、サービス業が41.3%で最も高かった。次いで、教育(32.3%)、販売(24.5%)、IT・情報通信(18.1%)、金融(17.4%)の順となった。製造業と物流分野はそれぞれ10.3%だった。

調査結果によると、かなりの数の外国人留学生が就職を主な目的として韓国に入国していることが分かった。81.3%が「留学のために韓国に来た」と答えた中で、22.6%は「就職が入国目的だった」と答えた。

今後の滞在計画については、3~5年(36.8%)、5~10年(25.2%)、10年以上(18.7%)など、長期に滞在するとの回答が多かった。また、67.7%の回答者が就労が主な滞在目的としている。

しかし、外国人求職者は韓国での就職活動に苦慮していることが分かった。特に、外国人向け求人広告(43.9%)とビザを提供する企業情報(42.6%)を見つけるのが難しいとの意見が多かった。

JOBKOREAのクリス・ハー室長は「外国人留学生の韓国での就職希望率は増加しているが、就職準備の過程で様々な困難に直面している」とし、「言語能力とビザの状況に合わせた特化サービスを通じて優秀な外国人の人材の就職を支援する計画だ」と話した。

今回の調査結果は、韓国のグローバルな地位の向上とともに、外国人人材誘致の重要性が高まっていることを示唆している。今後、企業の外国人雇用の拡大と政府の関連政策の強化が求められるものとみられる。

原文:https://platum.kr/archives/234802