未来モビリティソフトウェアソリューション専門企業のFESCARO(フェスカロ)が韓国・中小ベンチャー企業部(省)の「SCALEUP TIPS(スケールアップティップス)」プログラムに最終選定されたと、13日、明らかにした。
SCALEUP TIPSは、技術集約型中小ベンチャー企業の成長を促進するプログラムだ。民間事業者が有望企業に先行投資すると、政府が連携して支援する方式だ。FESCAROは、SCALEUP TIPSの運営会社であるubiQuoss Investment(ユビクォス・インベストメント)の投資及び推薦を通じて選定され、投資型研究開発(R&D)資金が支援される。
FESCAROが独自に開発した自動車サイバーセキュリティソリューションは、世界の完成車メーカー8社の電気自動車および内燃機関車に導入され、技術性・事業性・事業遂行能力で高い評価を受けた。FESCAROは今回の選定により、当該ソリューションを中国市場に最適化して提供する計画だ。最近、中国の自動車サイバーセキュリティの法制化のニュースが伝えられ、関連規制対応ソリューションに対する業界のニーズが高まっているからだ。
FESCAROのホン・ソンミン代表理事は、「最近、中国のサイバーセキュリティ展示会『Autosec(オートセック)』で当社が発表した国際規制対応の実践ガイドが大きな反響を得た」とし、「FESCAROは、欧州の成功事例に基づいた実利的な規制対応戦略で中国市場を攻略していく」と話した。
FESCAROは、自動車電装システムの専門家とホワイトハッカーが集まり、車両のサイバーセキュリティおよびITインフラ、ソフトウェア中心自動車(SDV)のための次世代コントローラー事業を展開している。電装コントローラのソフトウェアとハードウェアを自社設計・開発し、SDV時代に向けた高付加価値コントローラの開発に拍車をかけている。
<報道資料提供:FESCARO>