2024年6月27日、韓国ソウル市のHotel Peyto Gangnamにて、インベストソウルと韓国ソフトウェア産業協会が共同主催するSaaS企業向けのイベントが開催されました。このイベントは、日本市場への進出を目指す韓国のSaaS企業を支援する目的で行われました。

このイベントには、グローバルブレインをはじめとする日本のベンチャーキャピタル、韓国のSaaS企業5社、日本進出に興味を持つ企業の代表者が参加しました。参加者はピッチやセミナーに熱心に耳を傾け、活発な質疑応答が行われました。

イベントは、インベストソウルおよび韓国ソフトウェア産業協会の代表者からのコメントにより開幕。

韓国内のSaaS企業5社が、自社のサービスや技術についてのピッチを行いました。(参加スタートアップDesignnovel、Lablup、Moin、Inventis、Fin2B)

また、すでに日本で事業を展開しているチャネルコーポレーションのムン・ヒチョル氏によるセミナーが行われ、ムン・ヒチョル氏は「チャンネルトークの日本進出への孤軍奮闘記」と題し、日本市場への進出の過程や重要なポイントについて話しました。

チャネルコーポレーションのムン・ヒチョル氏によるセミナーの様子

日韓の法人設立や、会計税務を行う株式会社スターシアの公認会計士申原氏は、日本での法人設立に関するセミナーを行い、設立時に決定すべき事項やよく受ける質問について詳しく説明しました。

株式会社スターシア申原侑祐氏によるセミナーの様子

イベント終盤では、参加者同士が交流し、情報交換を行うネットワーキングタイムが設けられました。

参加者からは、公的機関主催のイベントであるため、非常にしっかりとした雰囲気で進行されたとの声が多く聞かれました。ピッチを行った企業は既に優れた成果を挙げている企業であり、同時通訳者の配置やオンライン配信のための複数台のカメラ設置など、非常に充実したサポートが提供されました。また、オンライン参加者もリアルタイムで質問ができるシステムが整備されていました。

昨年も同様のイベントが開催されており、今年も引き続き開催されたことで、日本市場への関心の高さがうかがえます。

このようなイベントを通じて、韓国のSaaS企業が日本市場に進出する一助となり、両国間のビジネス交流がさらに活発になることが期待されます。