消費者データプラットフォームを運営するopensurvey(オープンサーベイ)が、2024年の売上約158億ウォン(約16億1,100万円)を記録し、黒字に再転換した。

opensurveyは2024年の売上が約158億ウォン(約16億1,100万円)で、営業利益率は前年比9ポイント上がり、2年ぶりに黒字に再転換した。既存のビジネスを安定化させるとともに、過去2年間に新規ビジネスに投資し、製品市場の適合性を検証。確実な成長動力を見出したのだ。リサーチ及び経験分析のためのB2B SaaSプラットフォーム「Dataspace(データスペース)」は昨年、開設から10ヶ月でARR(年間定期利益)10億ウォン(約1億円)を達成し、既存のオンデマンドリサーチサービスも成果を改善した。

スタートアップ及びIT業界が酷寒期を過ぎる中、2024年の売上高が前年比で緩やかに増加した点は注目に値する結果だ。opensurveyは契約中心のビジネスをDataspace中心のモデルに切り替え、AIなどの技術でプラットフォームを高度化することで顧客を確保した。また、UXリサーチ、企画、CXなど、ユーザーの範囲を広げ、ビジネスの機会を積極的に拡大したという。

今年のopensurveyは、下半期に日本と米国を中心にグローバル市場の攻略に乗り出し、SaaSモデルの海外拡大を本格化させる計画だ。韓国市場で、データ基盤の意思決定のための必須プラットフォームとして位置づけられるよう、積極的な営業及びマーケティング戦略を展開し、市場内のポジションをさらに強化する予定だ。

opensurveyのファン・ヒヨン代表は「B2B SaaSモデルへの転換を本格的に推進した昨年、良い成果を上げ、ビジネス成長の可能性を確認した」とし、「今年はグローバル市場でも競争力を備えたサービスとして位置づけられるよう、着実にサービスを高度化していく予定だ」と話した。

原文:https://platum.kr/archives/256101