企業のSaaS(サービス型ソフトウェア)管理サービス「SMPLY(シンプリー)」を運営するSherpas(セルパス)が、企業のIT機器を統合管理できる「SMPLY Device(シンプリーデバイス)」をリリースしたと30日明らかにした。
SMPLY Deviceを使うことで、企業が保有しているノートパソコン、PC、モニター、キーボードなど、すべてのIT資産(ハードウェア)を簡単に統合管理することができる。
従来のIT機器管理は、総務部や人事部が手作業でエクセルに記録・管理しなければならず、非常に不便だった。また、リアルタイムでの管理が不可能で、IT部署の承認なしに持ち込まれたIT資産による機密漏洩や外部ハッキングの問題は、企業にとって重要なセキュリティ課題となっていた。
SMPLY Deviceでは、QRコードを使って簡単にデバイスを登録し、該当機器の所有者、導入時期、使用履歴など、管理に必要なすべての情報を確認することができる。
特に、入社から退社までの社員の在職サイクルに合わせて、IT機器の支給と返却だけでなく、企業が利用しているサブスクリプションSaaSの利用権限も統合管理できる点が特徴だ。
Sherpasのイ・ジフン代表は、「あるスタートアップでは、人事部が知らないうちに開発部がSaaSを使用しており、毎月30万ウォン(約3万3,000円)の費用が発生していた。」と話した。
また、「入社・退社が頻繁なスタートアップや20人以上の社員を持つ企業は、SMPLYでIT資産診断を受けて、QRコードを登録するだけでSaaSサブスクリプションを含むすべてのハードウェアIT資産を便利かつ細かく管理することができる。」と付け加えた。
原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2024093015562848907