Founder Institute(ファウンダー・インスティチュート、FI)が韓国スタートアップのグローバル進出を支援するための公式プログラムを韓国で初めて運営する。FIはグローバル代表スタートアップアクセラレーターで、現在約100カ国、200以上の都市で運営されている。
FIはグローバルインパクトアクセラレーターStartupX(スタートアップエックス、シン・ユジョン代表)と協力して「SXFI 2025 SpringCampX」を運営する。このプログラムは2025年4月15日から7月8日までの14週間、ソウルとシリコンバレーで同時に行われ、韓国スタートアップの米国市場進出を全面的に支援する予定だ。
今回のプログラムには、米国内のVC、イグジットに成功した経験のある経営者、大規模なファンディングを誘致した起業家、各産業分野の主要な専門家らがメンターとして参加する。特に3万5千人以上のグローバルメンターおよび投資家のネットワークを通じて、シリコンバレーの主要ベンチャーキャピタルとのミーティングの機会を提供し、英語版IRおよびピッチデックの開発を支援する。また、シリコンバレーピッチング大会の参加と、スタンフォードおよびバークレー大学起業センタープログラムとの連携も支援する予定だ。参加対象は革新的な技術ベースのスタートアップおよび予備起業家で、米国で50億ウォン(約5億2,000万円)以上の資金調達が可能な技術力と成長性、グローバル市場と適合性を考慮し、最大20チームを選抜する。
FIのSerephina Ha(セラフィナ・ハ)ディレクターは、「韓国のスタートアップがグローバル市場で競争力を持つためには、米国内の資金調達と売上拡大が不可欠だ」とし、「今回のプログラムは、韓国のスタートアップが米国市場で実質的な成果が上げられるようサポートすることに照準を合わせている」と話した。
StartupXのシン・ユジョン代表は「AI技術が発展する時代でのスタートアップのグローバル進出は生き残りの問題であり、グローバル資本とネットワークの確保が不可欠だ」とし、「FIは100カ国で15年以上検証したアクセラレーションプログラムを運営してきており、今回のプログラムが韓国のスタートアップのグローバル競争力を高めることに大きな役割を果たすだろう」と話した。
2009年のシリコンバレー、パロアルトで設立したFIはこれまで7,500以上のテックスタートアップを育成し、1万人以上のベンチャーキャピタル(VC)の審査役とファンドマネージャーを輩出してきた。代表的な成功事例としては、オンライン教育プラットフォームUdemy(ユーデミー)の共同創業者がFIを通じて出会い、起業したことが知られている。
SXFI 2025 SpringCampXプログラムに関する説明会が2月27日午後6時30分にソウル市の江南(カンナム)駅近くの韓国カンファレンスセンターで行われる。オンラインでも同時進行する。説明会の参加申し込みは、イベント(https://event-us.kr/startupxcampx/event/98777)または、luma(ルーマ、https://lu.ma/ig0hd1fl)を通じて行うことができる。
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