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ちょい事情通の記者が送る10月のキュレーティングレター
ちょい事情通の記者のお知らせです。シーズン12のインタビューを受けるスタートアップ起業家の推薦を受け付けます。セクターも問いませんし、起業家自身で「私をインタビューしてください」、チームメンバーが「うちの代表を推薦します」でも構いません。VCやACの「ポートフォリオ会社が素晴らしいです」も大歓迎です。 startup@chosun.comへメールしてください。ちょい事情通の記者たちは世界のすべてのスタートアップを応援しています。
ちょい事情通の記者はスタートアップが世界を見る「窓」です。スタートアップを愛する第3者の目線から、とても忙しないスタートアップ業界を見逃さないよう記事を集めてお届けします。
1. 3兆ウォン(約3300億円)ユニコーンになった起業家イ・スンユンの「苦しかった起業ストーリー」
Radish(ラディッシュ)の創業者イ・スンユン氏を覚えていますか?Radishは2021年に5000億ウォン(約550億円)でKakao Entertainment(カカオエンターテインメント)に売却されたウェブ小説のスタートアップです。いわゆる「ホット」な会社でした。彼は、この夏、より「ホット」になって戻ってきました。「Story Protocol (ストーリープロトコル)」という、3兆ウォン(約3300億円)規模のユニコーンの創業者として。
ちょい事情通の記者は2021年、「スタートアップレターシーズン1」の番外編で彼に会いました。オックスフォード大学出身の天才創業者のバラ色のストーリーをお伝えしたかというと、いいえ。当時のストーリーは「2018年夏、Radishは転換社債26本だった。社債での一時しのぎだった。イ・スンユン代表は個人的な借金だけで20万ドルを超えていた。イ代表は、当時は起業を勧めたDaum(ダウム)のイ・ジェウン創業者とNEXON(ネクソン)のキム・ジョンジュ創業者を恨んでいたという。」でした。
数百億規模のイグジットに成功した直後なのに、イ・スンユン代表は「人間は本当にズルいですよね。嫌な記憶は全部消して….。周りには、すばらしく、うまくできたことばかりを話しました」と語り、そしてちょい事情通の記者に「苦労した起業ストーリー」を話しました。
彼の話は、ソン・ホチョル、イム・ギョンオプが著書[起業家の答え](porche(ポルチェ出版)、2021年12月発行) にまとめました。今見ると、本の表紙には「Danggeun Market(タングンマーケット)、오늘의집(オヌレチプ/todayhouse)、NEWNEEK(ニューニーク)などMZ世代が愛するスタートアップの現場のストーリー」とあります。Radishはありません。
[キュレーションレター]1つ目は、イ・スンユン創業者の「StoryProtocol」です。StoryProtocolは最近8000万ドルに達する投資を資金調達し、累積投資額は1億4000万ドルです。企業価値は22億5000万ドル。
お伝えするリンクは「2021年のイ・スンユンが語る本当に苦労した起業ストーリー」です。ちなみに、イ・スンユン創業者は当時、記者たちのレターの購読者にサプライズプレゼントを送りました。本当に資金調達が大変だった時、英国のエンタ―テイメント業界の大物にプレゼンを行った時のパワーポイントファイルです。短いですが、強いメッセージが込められた英文のパワーポイントです。
[ちょい事情通の記者-原文]「ウェブ小説のNetflix」を夢見る、Radish イ・スンユン代表
以下は、現在の彼を語るリンクです。
[原文を見る] 「インターネットを破壊するビッグテックの独占、耐えられますか」…クリス・ディクソンインタビュー 「ブロックチェーン発展のデジタル所有権強化…文章・映像の所有権が個人のものになる」
[原文を見る]「文系だから」と自虐しないでください!「投資の鬼才」クリス・ディクソンも、若き起業家イ・スンユン代表、ジェイソン・ジャオ代表も学部時代は哲学を専攻
[原文を見る] 人を見て投資するという「MidasTouch」、起業のジャックポットを成功させた30代に会う
2.PUBLYの創業者パク・ソリョンを覚えていますか?
もう一度同じ質問です。PUBLYの創業者パク・ソリョンを覚えているでしょうか?今年9月にSeeSo(シーソー)という企業にPUBLYは売却されました。6月にはPUBLYのメンバーシップ事業部がNEWNEEKに売却されました。
ちょい事情通の記者は「シーズン1」の時にパク創業者と出会いました。当時、パク創業者はリストラとピボットの苦しみ、そして希望を語りました。その後、しばしば連絡を取り合いました。PUBLYの投資家であるDaum(ダウム)のイ・ジェウン創業者と共に会うこともありました。
売却のニュースを読んで、創業者であるパク・ソリョン代表に連絡しようか迷いましたが、結局できませんでした。彼の熱意と希望を知っているため、なおさら。少なくとも彼女には6ヶ月くらいの休憩が必要なのではと思いました。彼は、ちょい事情通の記者が出会った中で、最も情熱的な起業家の一人でした。情熱が成功を保証するものではないという苦い真実を、ちょい事情通の記者も再確認したくはなかったのかもしれません。
再び目を通しています。2021年、当時の、パク・ソリョン創業者の情熱に。彼女の話も「12人の起業ストーリー」である 「起業者の答え」という本に載っていますね。ちょい事情通の記者が記録した、「2021年情熱に溢れていた12人の起業家」。彼らの2024年は時に残酷なものです。
[ちょい事情通の記者-原文]PUBLYの6年ピボット、パク・ソリョンのインタビュー stibee(スティビー)
以下は、現在のパク・ソリョンのストーリーへのリンクです。
[原文を見る] SeeSo、Careerly(キャリアリー)運営会社PUBLYを買収・合併
[原文を見る]累積利用者110万人「NEWNEEK」PUBLYのメンバーシップ事業部買収契約締結
[原文を見る] 投資家だったDaumのイ・ジェウン創業者のFacebookの投稿 「投資した会社とは必然的に別れることになります」