5日、東京・港区立産業振興センターで、Global Brainと新韓金融グループによるスタートアップクロスボーダーファンドの発足を記念する「KICK-OFF CEREMONY(キックオフ記念式)」が開催されました。 

「Kick-off(キックオフ)」で、GlobalBrainと新韓金融グループはファンドの発足を祝し、出資機関とともに「One Team」で共に目標に向かって進んでいく決意を表明。

イベントでは、ファンドへの出資機関と共に、新たなステージに踏み出す日韓パートナー機関や企業が招待されました。

式の始まりでは、新韓金融グループのチーフデジタルオフィサーであるキム・ミョンヒ氏が、「新韓金融グループは昨年11月、日韓ベンチャー生態系の連結と拡張をするため、新韓Future’s Lab Japanを立ち上げた。1年も経たない今日、ファンドを立ち上げ、ベンチャーの成長にさらに大きな力を与えることができるようになり、感慨深い」と述べ、「日本と韓国の多くのスタートアップがそれぞれの目標に近づくことができるよう、これからも新韓金融グループは、旅路のパートナーになることをお約束する」と歓迎の辞を述べました。

また韓国金融委員会のキム・ジュヒョン委員長は「本日発足するファンドは、初の日韓協力スタートアップファンドという点で大きな意味がある」とし、「FutureFlow Fundを通じて、スタートアップが成長の機会を得て、韓国のスタートアップがより活発に日本に進出し、両国の経済成長をリードしていくことを願っている」と述べました。

初の日韓合同ファンド「Shinhan-GB FutureFlow Fund」

イベント中盤、「Shinhan-GB FutureFlow Fund Kick-Off」のセクションでは、今回のファンドに関する説明が行われました。

今回のファンドは、22年間の運用実績を誇り、2022年には日本のVC業界でNo.1の実績をもつ日本トップティアのVC(ベンチャーキャピタル)であるGlobal Brainと、23年の運用実績を持ち、約2兆ウォンを超えるファンドの管理・運営を行ってきた新韓金融グループ傘下の新韓ベンチャー投資による日韓両社間交流・協力により運営されていきます。

ファンド総額は50億円で、投資対象は日本が70%、韓国が30%。日本ではシードステージのディープテックやSaaS分野の初期の有望なスタートアップを対象にしており、韓国では日本進出によるバリューアップが狙えるスタートアップを対象にしていることなどが公開されました。

セレモニーには、全国銀行連合会のキム・グァンス会長をはじめ、きらぼし銀行や新韓Future’s Labsが支援しているスタートアップのCEOらも出席しました。会場では数多くの祝辞や期待の声が寄せられました。