インパクトベースの起業教育企業underdogs(アンダードックス)が、実務型開発者教育及びメンタリングプラットフォームを運営する「F-Lab&Company(エフ・ラボ・アンド・カンパニー、以下、F-Lab」)を買収した。
F-Labは、新開発者が実務能力を備えた中級開発者に成長できるよう設計された1:1メンタリングベースの教育プログラムを運営してきた企業だ。NAVER(ネイバー)、Kakao(カカオ)、LINE(ライン)、coupang(クーパン)など、主要テック企業出身の開発者のメンターがカリキュラムを直接設計し、密度の高いフィードバックを提供、修了生の多くが大手IT企業やユニコーンスタートアップに就職するなど、教育効果を立証してきた。
underdogsは今回の買収を通じて、既存の起業教育ノウハウとF-Labの実務型開発者養成システムを組み合わせ、AI及びSW産業の需要に合致する、融合型人材養成ソリューションを強化する計画だ。特に最近注目されている生成型AI技術が拡大する中で、若者・非専攻者ら様々な背景の人たちに、実質的な技術基盤の雇用の機会を提供することに焦点を当てている。
underdogsのキム・ジョンホン代表は「F-Labは単純な技術教育を越えて、実力ある開発者を実務現場に連結する仕組みの検証で、成果を上げてきたチームだ」とし、「今回の買収を通じ、我々が志向してきた社会的価値中心の教育が未来産業と連結し、雇用創出へとつながるモデルを共につくっていこうと思う」と話した。
今回の買収はunderdogsが推進するグローバル戦略の核心軸でもある。underdogsは、日本、インドなどアジアの主要拠点に起業教育カリキュラムを既に拡張させており、F-Labのカスタマイズしたメンタリングと実務中心のカリキュラムをベースに、現地の技術者の養成及び地域ネットワーク形成に乗り出す予定だ。これにより、AI時代に適した地域ベースの人材エコシステムを造成し、アジア全域での社会的インパクトの拡散を図る計画だ。
underdogsは今回の買収を含む本格的な事業拡大を推進中だ。最近、90億ウォン(約8億8,000万円)規模のプレIPOに成功し、2026年のKOSDAQ(コスダック)上場を目標に、企業運営全般を高度化させている。