専門家「AI技術改革・未来世代を考慮したデジタル新秩序の議論必要」＝韓国・懇談会

人工知能(AI)時代の「デジタル権利章典」制定を準備する過程で、韓国が得意とする分野に対する綿密な検討と未来世代の意見を反映しなければならないという専門家の提言が出た。

科学技術情報通信部（省）は18日、ソウル市にある培材（ペジェ）学堂歴史博物館でデジタルソサイエティと「デジタル国政課題現場懇談会シーズン2」の第1回会議を行った。

デジタルソサイエティは、技術・法学・人文・経済・社会・文化分野の専門家と新しいデジタル秩序についての議論する専門家共同体だ。韓国政府がグローバルデジタル新秩序の主導を目指し、9月にデジタル権利章典の発表を準備している中、専門家は様々な意見を提示した。

専門家は、多様な意見の収集が重要だと口を揃えた。

デジタルソサエティのイ・ウォンウ議長（ソウル大学教授）は「ChatGPTのようなAIが既存の倫理と秩序を揺るがす中、規制は独占企業の地位を固定化し得る」とし、「デジタル権利章典はAIグローバルリーディンググループで活動するための役割に意味があり、国民の受容性を高めるために努力しなければならない」と述べた。

若者世代の悩みや産業の革新性を盛り込むべきだとの指摘も出た。成均館（ソンギュングァン）大学のチェ・ジェブン教授は「共有モビリティ、遠隔医療など、すべて既成世代が規制で阻止しているが、タクシー協同組合株とテスラ株の中で選ぶとしたら、みんなテスラを選ぶだろう」とし、「デジタル新秩序の樹立を50~60代が進めているが、重要なのは未来世代と一緒に革新的方向性を考えることだ」と述べた。