韓国・文化体育観光省、OTTコンテンツの専門人材の養成始動
韓国・文化体育観光省、OTTコンテンツの専門人材の養成始動
韓国の文化体育観光省が放送映像人材教育院・映像大学院を通じてオンライン動画サービス(OTT)環境でコンテンツの企画・制作・流通・マーケティングなど全体を統括する、融合型専門人材を本格的に養成する。
同省は、ドラマ制作社協会と制作現場の需要に合わせてすぐに投入できるオーダーメイド型の人材を育てるため、放送映像人材教育院を運営している。今年初めて「OTTコンテンツ特化過程」を開設し、今月15日に教育を開始した。
OTTコンテンツ企画と制作経験がある人を予備創作者と連携して指導、制作会社の現場実習などを支援する。教育課程で企画開発したプロジェクトの中の1編を選定、本制作とポストプロダクション、送出まで全体の過程がつかめるよう運営する計画だ。
動画配信サービスNETFLIX(ネットフリックス)の「今、私たちの学校は」の総括演出を担ったスタジオPICのイム・ビョンフン制作本部長と、Gleline(グルライン)のパク・ヒョンジ副代表、Pan Entertainment(パン・エンターテインメント)のソ・ユネ企画本部長ら、業界の専門家7人が教育に携わる。
同省は韓国コンテンツ振興院とOTTコンテンツ専門学科または特化教育課程を開設・運営できる映像大学院に、東国(トングク)大学の映像大学院と中央(チュンアン)大学の先端映像大学院の2大学院を選定した。
東国大の映像大学院は、制作と経営能力を保有する「韓国型ショーランナー」の養成を目標に、産学共同プロジェクトの連携型教科目を重点的に運営する。中央大学の先端映像大学院はビッグデータを通じた視聴類型分析をはじめ、ウェブトゥーン学科や知的財産(IP)の発掘・制作・ピッチングなど段階別教育を行う。
同省の政策担当者は「コンテンツ産業の重要資源は結局のところ人材であり、OTTなど新産業分野の人材を養成する上で政府の役割は重要だ」とし「OTT環境で韓流コンテンツの競争力を強化するため、コンテンツとプラットフォームをよく理解し、メディア産業を先導する融合型専門人材の養成のため、努力を続けていく」と話した。
写真:政府世宗(セジョン)庁舎文化体育観光省
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