Rising S Ventures-KAIST創業院、錦城白鳥の発展基金活用しスタートアップ支援
Rising S Ventures-KAIST創業院、錦城白鳥(Kumsung Baekjoe Construction 、1981年大田(テジョン) で創立した韓国中堅総合建設会社 )の発展基金活用しスタートアップ支援
韓国の初期技術創業企業専門ベンチャー投資会社、Rising S Ventures(ライジングエスベンチャーズ)が韓国科学技術院(KAIST)創業院とスタートアップ支援に乗り出す。
このほど、Rising S VenturesとKAIST創業院は、総合建設会社の錦城白鳥が創設した発展基金5億ウォン(約5,065万円)の活用計画に関する業務協約を締結した。
Rising S Venturesは、錦城白鳥が昨年設立した技術・創業企業専門投資会社で、創立1周年を迎えた。
KAIST創業院は錦城白鳥の発展基金を通じてOpen Venture Lab に2億ウォン(約2026万円)、ルーンショット(LoonShots)型学生創業支援に2億ウォン、スパークトーク(SparkTalks)に1億ウォン(約1,013万円)を支援する計画だ。
Open Venture Lab は、KAISTの技術と研究成果をもとに予備創業者を支援する技術基盤創業支援プログラムだ。地域内で事業者登録が可能な4チームほどを別途選定し、最優秀チームに「錦城白鳥賞」を授与する予定だ。
ルーンショット学生創業支援では、学生主導による斬新なアイデアと技術を事業化できる実験的な条件を造成する。誰も考えつかない奇抜で画期的なアイデアが死蔵してしまわぬよう、学生が自律的に運営できる支援体系を構築する。
スパークトーク事業は、地域社会を越えて国家と人類の問題を解決できるアイデアを発掘し、創業につながるようにテッドトーク(TED Talks)型のスピーチステージを作るというものだ。
韓国中部の大田(テジョン)市民や学生など、誰もが参加可能な場を設け、四半期別にベストスピーカーを選定し、賞金や創業アイデアによって、発展可能な時期に事業化を支援する。
Rising S VenturesはKAIST創業院と協力してKAIST創業プログラムにメンターや評価団として活動する。
投資企業をKAISTのムンジ(文旨)キャンパス創業育成センター、大田グローバル創業成長ハブなど創業院傘下の育成空間に入居できるよう推薦するなど、業務協力を通じてベンチャースタートアップエコシステムの活性化を目指し、KAIST創業院と持続的な協力体制を構築することにした。
一方、Rising S Venturesは外部から投資審査の専門家を迎え、100億ウォン(約10億1635万円)規模のベンチャー投資組合を結成して以降、活発な活動を行っている。
親会社の錦城白鳥の関心分野 であるコンテック、プロップテックだけでなく、第4次産業革命時代を先導する情報通信技術(ICT)、人工知能(AI)、バイオ・ヘルスケア、新素材など、多様な革新技術企業に積極的な投資や成長支援活動を行っている。
<このほど、Rising S Venturesのキム・ヨンファン代表(写真左)とKAIST創業院のキム・ヨンテ院長は、錦城白鳥が創設した発展基金5億ウォンの活用計画に関する業務協約を締結した。>
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