民間が選び、育て、投資までおこなう「シードTIPS」新規推進

中小ベンチャー企業部が「民間主導型予備創業支援プログラム：「シードTIPS(Team Incubator Program for Seed-funding)」を新規推進する。

「シードTIPS」は、専門性を兼ね備えた民間部門とともに、創業チーム構成からシード資金調達まで、初期段階の成長を担当サポートするプログラムだ。

従来のスタートアップTIPS(Tech Incubator Program for Startup)は、シード投資を誘致した創業企業向けに、技術開発資金などを集中支援しながら参加企業の後続資金調達を目的とする一方、シードTIPSは、資金調達履歴のない創業チームを選抜し、事業化資金支援と保育プログラムを運営し、参加創業チームのシード資金調達を目的とするという点で、スタートアップTIPSの前段階を支援するという性格を持つ。

これまで初期段階の創業チームの場合、技術力を備えているにもかかわらず、経営と資金調達能力が相対的に不足し、成長に支障をきたすことが多かった。また、海外アクセラレータとは異なり、創業企画者など韓国保育専門機関は、定期的な保育システムを整え、投資まで責任を負うバッチ型プログラムを運営することが多くなかった。

これにより、市場でも成功的な政策として評価されている、スタートアップTIPSの市場親和的運営方式を「創業前からシード資金調達」まで拡大し、運営会社のバッチ(Batch)型保育プログラムとシード投資を通じて、予備創業チームが経営能力と資金を迅速に拡充できるように支援するプログラムを設けた。

シードTIPSは、民間保育・投資専門機関を運営会社に選定する。

運営会社は、創業企画者など要件を備えている機関のうち、創業チーム構成と選抜能力、保育空間確保、教育・保育プログラムの構成、投資能力などを重点的に評価し、選定する予定だ。今年のテスト運営で、優秀な成果を収めた運営会社には、最低4年の運営期間を保障し、プログラム運営が一回にとどまらず、運営会社のブランドとして位置づけることができるよう支援する。

民間運営会社が、創業チーム構成と選抜過程の大部分を担当し、政府の介入は最小化する。

運営会社が創業チームに積極的に投資できるよう、創業チームの発掘と推薦に関する事項は、運営会社の育成・投資哲学により、自律推進する。推薦対象は、投資履歴のない予備創業チーム、または初期創業企業で、運営会社が政府に1.5倍数以内に創業チームを推薦すれば、政府は支援対象を最終確定する。今年下半期には、運営会社当たり平均10社ずつ、計30社の創業チームを選抜する予定だ。

民間主導で、短期密着保育プログラムを推進する。

運営会社は約3～6ヶ月間、運営会社の特性が反映された育成プログラムを運営する。中企部は、創業チームが事業化モデルを高度化できるよう、最大5,000万ウォン（約521万円）の創業事業化資金を支援し、運営会社にも育成プログラム運営費用の一部を限度内で支援する予定だ。

運営会社は、義務的に育成する創業チームにシード投資を執行する。

育成プログラムが終了すると、運営会社は自己投資基準に従い、育成プログラムに参加する創業チームの少なくとも30％以上に1億ウォン（約1,043万円）以上のシード投資を執行する。創業チームの安定的な経営活動を保障するため、運営会社の持分限度を最大20％に制限し、投資標準契約書の提供、投資契約ガイドライン履行の確認など、各種保護装置も用意する。

原文：https://platum.kr/archives/188426