代替食品開発のスタートアップ「INTAKE」がシリーズBラウンドで80億ウォンの資金調達に成功
代替食品開発のスタートアップ「INTAKE」がシリーズBラウンドで80億ウォンの資金調達に成功
代替食品開発のフードテック企業であるINTAKE(インテイク)が、シリーズBラウンドで約80億ウォン(約8億9,000万円)の資金調達に成功したと3日明らかにした。今回の資金調達でINTAKEの累積投資額は153億ウォン(約17億円)に達する。
今回のシリーズラウンドはATU partners(ATUパートナーズ)が主導した。その他にも、BNH INVESTMENT(BNHインベストメント)とulmus Investment(アルマスインベストメント)が参加した。以前にも、Dong-a Socio Holdings(東亜ソーシオホールディングス)からのシード投資を皮切りに、SoftBank Ventures Asia(ソフトバンクベンチャーズ アジア)やIdeabridge Partners(アイデアブリッジ資産運用)からシリーズAラウンドの資金調達に成功している。
INTAKEはソウル大学出身の食品工学者が設立した代替食品のフードテック企業である。植物性原料・微生物を利用した代替食品素材の技術を基に、代替肉・代替卵・代替糖類の事業を進めている。
この3年間に計8件の国策研究開発(R&D)課題の受注に成功するなど、技術事業化能力で高い評価を得ている。また、代替食品関連の知的財産権(IP)も韓国では最多レベルの10件を保有している。追加で、今年中に10件以上の代替食品IPを韓国内外で出願する計画だ。
今回の投資を通じてINTAKEは、植物性代替タンパク質のパイプラインだけでなく、第3の素材領域である微生物タンパク質の商用化を本格化する。まず、微生物培養タンパク質の素材を今年中に商用化する予定だ。
グローバル進出と収益性の再考などを通じて、IPO(株式公開)も進めていくという。最近、新韓投資証券を上場主幹事会社として選定し、フードテックでは1号のIPO企業になることを目標にしている。
ATU partnersのシン・ヒョンジェ部長は、「高い売上成長率、代替食品分野での圧倒的な技術力、グローバル市場でも地位を確立するというビジョンなどを高く評価した」と投資の背景を説明した。
INTAKEのハン・ノクヨプ代表は、「植物性素材ベースの組織化技術、そして微生物の原料化技術を活用して、代替肉と代替卵市場の拡大に集中している」とし「今後は、代替タンパク質の発掘モデリングプラットフォームを基に、代替油・代替水産物などの代替タンパク質全般にパイプラインを拡大する計画だ」と述べた。
原文:https://www.unicornfactory.co.kr/article/2023070309132758173
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