生成型AIスタートアップ「Nation A」、20億ウォン規模のプレA資金調達

生成型AIスタートアップ「Nation A」、20億ウォン規模のプレA資金調達

生成型AI（人工知能）スタートアップ「Nation A（ネイションエイ）」が20億ウォン（約2億2,800万円）規模のプレシリーズA資金調達をした。今回の投資には、未来科学技術ホールディングス、ハナ証券、MAGNA  INVESTMENT（マグナインベストメント）、既存の投資家であるinfobank（インフォバンク）などが参加した。

2022年に設立したNationAは、生成AI技術をベースに3D/4Dデータを製作するグローバルSaaS、Neuroid（ニューロイド）を運営しているAIスタートアップだ。NationAが開発したNeuroidは、世界の3Dクリエイターを対象としたサービスで、2023年10月のグローバルサービス立ち上げ直後に100万人のユーザーを獲得し、グローバル市場で注目を集めた。

今回の投資に参加した未来科学技術ホールディングスのキム・ユヒョン・チーム長は「NationAが開発した生成AI基盤の3D/4Dファンデーションモデルに対する高い技術力とグローバルな成長可能性を高く評価し、投資を決定した」と話した。

シード投資に続き、今回の投資にも参加したinfobankのハン・サンフン審査役は、「NationAは生成AIとSaaS市場で有意義な実行と成功経験を持つ人材が集まったチームだ」とし、「市場に対する深い理解に基づいて迅速に製品を発売し、スケールアップが可能なグローバルSaaSソリューションを開発した企業の成長可能性を高く評価した」と投資の背景を説明した。

NationAのユ・スヨン代表は「全世界のコンテンツ市場は3Dに移行する過渡期にある」とし、「今回の資金調達を足がかりに、AI技術でグローバル3Dコンテンツの大衆化をリードするチームになる」と話した。

NationAは今回の資金調達を足がかりに、製品の高度化及びグローバル事業拡大に拍車をかける予定だ。また、大規模な製品リニューアルに加え、新規サービスの急成長を受けて追加で人員を採用する計画だ。

NationAは2022年8月に中小ベンチャー企業部（省、中企部）のTIPS（ティップス）企業に選定され、2023年には韓国最大規模の起業コンテスト「挑戦！K-スタートアップ」で科技通信部（省）長官賞を受賞した。また、同年11月には信用保証基金が選定するファーストペンギン企業に選ばれた。さらに、CES 2024では2部門で革新賞を受賞し、グローバル進出に拍車をかけた。最近では中企部の超格差スタートアップ1000+プロジェクト企業に選定され、技術力と成長可能性が認められた。

原文：https://platum.kr/archives/229633