Creatrip、24年第1四半期の取引額623%増KORIT

Creatrip、24年第1四半期の取引額623%増

韓国のインバウンド観光のリーディングプラットフォームであるCreatrip（クリエイトリップ）が24年1月から3月まで韓国を訪問した欧米圏の観光客のサービス利用データをもとに、第1四半期の欧米圏の消費トレンドを発表した。

Creatripを利用する欧米諸国は、アメリカ、オーストラリア、カナダ、イギリス、ドイツ、フランスの6カ国が含まれており、当該国のユーザーの取引件数は前年同期比6倍(481%)、取引額は7倍(623%)増加し、取引成長率1位となったことが分かった。

これは、アジア・太平洋地域に含まれる台湾、香港、日本の平均取引額の成長率が約2倍(80%)増加したのと比較すると、欧米圏の訪韓観光取引規模が大きく成長していることが分かる。また、欧米圏の1件あたりの平均支出金額は約13万ウォン（約1万4,000円）で全体の1位を占めており、国別ではカナダ、オーストラリア、アメリカの順に平均支出金額が高かった。

全体の取引額の規模を見ると、前年度第1四半期の取引額は台湾、香港、日本、欧米圏の順だったが、今年は台湾、欧米圏、香港、日本の順となり、欧米圏が初めて台湾に次ぎ2位に浮上した。

欧米圏の訪韓観光客が多く利用する旅行商品は、「ヘアショップ」、「ビューティーショップ」のカテゴリーの順で、欧米圏に属する6カ国すべてで共通して取引額が1位と2位を占めた。

「ヘアショップ」は、前年第1四半期にもほとんどの欧米諸国で1位を獲得したカテゴリーで、今年も1位を維持しており、前年同期比の取引件数と取引額はそれぞれ725%、654%の成長となった。2位の「ビューティーショップ」は、前年同期比で欧米圏全体で最も高い取引額成長率（9810%）を示したカテゴリーで、前年度の人気カテゴリーである「衣装レンタル」を上回った。特に、このカテゴリーでは「パーソナルカラー」の商品が大半を占めており、アジア太平洋地域だけでなく、欧米圏でも韓国ならではの特化した観光商品として定着している。「ヘアショップ」では、カットからパーマ、ヘッドスパ、K-POPスタイリングなど、様々な施術を受けていることがわかり、K-POPの影響で韓国の美容文化全般に対する欧米圏の関心が高まっていることが分かる。

取引件数基準で欧米圏全体の前年同期比で最も高い成長率を見せたカテゴリーは「韓流(1100%)」、「ヘアショップ(725%)」、「ダイニング(715%)」の順だった。「韓流」のカテゴリーは、昨年12月にCreatripで独占的に立ち上げた「ワンミリオンK-ダンスクラス」の商品が当該カテゴリーの成長を牽引（けんいん）し、前年同期比で取引件数が12倍増加した。当該商品の36%が欧米圏の利用者で占めており、米国、カナダで最も人気があることが分かった。その他、「ダイニング」のカテゴリーで最も人気があった食品は、取引件数の20%を占める「カンジャンケジャン」で、イギリス、アメリカ、カナダで人気が高かった。

欧米圏6カ国のうち、取引額規模1位は米国で、前年同期比で最も高い成長率を記録した国はドイツであることが分かった。米国は前年同期比で取引件数と取引額がそれぞれ6倍、7倍に増加し、米国からの観光客が最も多く求めるカテゴリーは、ヘア、フードデリバリー、ビューティーショップの順だった。ドイツは欧米圏の中で前年同期比4367%と最も高い成長率を見せた国であり、今年第1四半期の人気カテゴリーは「ヘア」、「ビューティーショップ」、「アクティビティ」の順だった。「アクティビティ」の商品には、チムジルバン、指輪工房などが含まれる。そのほか、取引額規模で2位だったカナダは、平均支出額が約15万ウォン（約1万7,000円）で、欧米圏の国々の中で最も高く、前年同期比6万ウォン（約6,800円）以上増加した。

Creatripのイム・ヘミン代表は「コロナ禍以降、昨年度は日本人観光客の成長が爆発的だったのに対し、今年第1四半期には欧米圏の観光客の成長が爆発的に増加した」とし、「アジア太平洋地域だけでなく、長距離、欧米圏の訪韓観光客が持続的に増加する中、欧米圏の言語サービスを提供するなど、利便性向上のために努力しており、様々な国籍の外国人が韓国ならではの特色ある旅行を楽しめるよう旅行商品を多様化し、インバウンド旅行業界の成長をリードしていきたい」と話した。

原文：https://platum.kr/archives/227055

関連記事