月ごとに、韓国スタートアップの資金調達TOP15と現況をお届けいたします!

韓国スタートアップ資金到達TOP15

韓国スタートアップ現況

💰5,999億ウォン流入し、2024年最多 投資件数も前月比100件増

12月には2024年最多となる5,999億ウォン(約642億6,000万円)が流入した。投資件数も前月比100件増加し、年間最多となる218件に上ったが、これは46%を占めた支援金の影響による一時的な上昇とみられる。

👗最も多くの資金を確保したのはCLO Virtual Fashionで500億ウォン

最も多くの投資金を確保した企業は、グローバルデジタル衣装ソリューションのCLO Virtual Fashion(クロバーチャルファッション)で、500億ウォン(約53億5,400万円)を調達した。これに、AI半導体のHYPER ACCEL(ハイパーエクセル)が450億ウォン(約48億1,600万円)、映像理解超巨大AIのTwelve Labs(トゥウェルブラボ)が430億ウォン(約46億円)で続いた。Twelve Labsは上半期に続き2回目の資金調達で、1年間に1,130億ウォン(約120億9,500万円)を確保した。

🎦ソフトウェア分野への投資が活発、メディア/コンテンツ分野は上昇

分野別では、AI半導体、LLMなどソフトウェア分野で最も多くの資金調達と投資取引が行われた。12月の投資上位3社はすべてソフトウェア企業だった。これに続く形で、新薬開発、AIヘルスケアに投資が集まり、さらにバイオ/ヘルスケア、ウェブトゥーン、ミュージックが続いた。メディア/コンテンツ分野が上昇し、コンシューマーテックはビューティーとファッション分野に資金が流れ、辛うじて分野選好度TOP3を維持した。

🪙100~200億ウォン台の投資目立つ

12月には1,000億ウォン(約107億円)台の大規模投資はなかったが、100億ウォン(約10億7,000万円)~200億ウォン(約21億4,000万円)台の投資が多く、全体の投資額上昇につながった。主にバイオ/ヘルスケア企業が多かった。また、12月には、アクセラレータなどの初期投資家よりも、KBインベストメント韓国投資パートナーズKBD産業銀行などの金融圏のベンチャーキャピタルと政策金融が活発に動いたことで投資金が増加した。Atinum Investment(エイティナムインベストメント)、Company K Partners(カンパニー・ケイ・パートナーズ)、Stonebridge Ventures(ストーンブリッジベンチャーズ)など、運用資金上位の投資会社であるベンチャーキャピタルは、バイオなどに大規模な投資を行い、シードから成長まで様々な段階で投資した。

🤝注目すべきM&A事例はなし IPO撤回の企業も

12月には注目すべきM&A事例はなかった。下半期からIPOを撤回する企業が増え、12月もDay 1 Company(デイワンカンパニー)など、撤回ニュースが相次いだ。

この記事は、韓国のスタートアップメディア「startuprecipe(스타트업 레시피)」が発行する「月間スタートアップレシピ(월간 스타트업 레시피)」の情報をもとに、資金調達状況や動向を掲載し、企業情報を紹介しています。

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