注目すべき韓国のスタートアップの資金調達状況を、月ごと及び分野別に詳しく取り上げます!
💄コンシューマーテック:Leferi
設立:2013年
分野:ビューティーコンテンツ
HP:https://www.leferi.co.kr/ko
300億ウォンの資金を調達、今年のKOSDAQ上場が目標
Leferi(レフェリ)が300億ウォン(約32億6,300万円)の資金を調達し、、累積調達額450億ウォン(約48億9,600万円)を確保した。2013年に設立したLeferiは、ビューティークリエイタービジネスグループとして、YouTubeを基盤としたインフルエンサーの育成、マーケティング、コマースが可能なインフルエンサーのバリューチェーンを構築した。今回の調達金を基に、2025年のKOSDAQ(コスダック)上場を目指している。グローバルなビューティーコンテンツ・マーケティング・リテールコマースのバリューチェーンを形成し、韓国内外の有望なビューティーブランドのためのグローバル成長ソリューションへと発展していく計画だ。
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🧠ソフトウェア:Twelve Labs
設立:2021年
分野:AI映像分析
430億ウォン規模の戦略的資金調達、映像理解モデルの高度化に注力
映像分野のマルチモーダルAIモデル開発会社Twelve Labs(トゥエルブラボ)が430億ウォン(約46億7,900万円)規模の戦略的資金調達を行い、累積調達額1,530億ウォン(約166億4,900万円)を達成した。昨年2回資金調達をしたTwelve Labsは、2021年に設立したAI映像分析を行うスタートアップだ。映像の中の特定場面を見つけることができるサービスを提供している。今年3月に超巨大AI映像言語生成モデルの「ペガサス」とマルチモーダル映像理解モデルの「Marengo(マレンゴ)」をリリースした。主要な映画制作会社や世界最大のメディア企業などが主な顧客だ。Twelve Labsは、調達金を使って映像理解モデルの高度化に集中し、グローバルレベルのAI人材の確保に注力する予定だ。
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🩺バイオ・ヘルスケア:EMOCOG
設立:2021年
分野:デジタル認知症治療薬
220億ウォンの資金調達、ドイツ市場進出へ
EMOCOG(イモコグ)は220億ウォン(約23億9,400万円)の資金を調達し、累積で437億ウォン(約47億5,500万円)を確保した。2021年に設立したEMOCOGは、デジタル認知症治療薬を開発しており、認知症の予防から診断、治療までの全過程にわたるデジタルソリューションを開発している。主な製品には、認知症リスク群のスクリーニングのための検査ツールや、軽度の認知症患者向けの認知療法ソフトウェアなどがある。デジタル治療機器の開発を越えて、診断、管理、治療までの全過程を有機的に結びつける統合デジタルヘルスケアエコシステムを構築している。今年のドイツ市場進出などを通じ、2倍以上の売上成長を目指している。
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🎵メディア・コンテンツ:DOD
設立:2022年
分野:ミュージック・エンタープライズ・プラットフォーム
HP:https://www.dayonedream.com/
121億ウォンのプレシリーズA資金調達、日本など海外事業を強化へ
DOD(ディーオーディー)が121億ウォン(約13億1,700万円)規模のプレシリーズA資金調達をした。DODは2022年に設立し、データに基づくミュージック・エンタープライズ・プラットフォームを運営している。自社レーベルの事業を中心としたアーティストIPを強化し、外部グローバルK-POP IPと協力して、MD、ポップアップストアなどコマース事業と公演/コンサート事業を展開。さまざまな事業をまとめたDODエコシステムを構築した。DODは今回の調達金で新しいアーティストの発掘とグローバル事業の拡大に集中する計画で、東南アジアや日本などの海外市場に注力する予定だ。
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この記事は、韓国のスタートアップメディア「startuprecipe(스타트업 레시피)」が発行する「月間スタートアップレシピ(월간 스타트업 레시피)」の情報をもとに、資金調達状況や動向を掲載し、企業情報を紹介しています。
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